小説 詩 恋愛 2024.08.27 「詩集」ホロスより三篇 ホロス 【第7回】 rim. 何かひとつでも、あなたの心を軽くするヒントがきっとある――。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 季節のゆるやかな移行とともに、誰しもが経験する様々な感情をのびのびと描いた詩集。※本記事は、rim.氏の書籍『ホロス』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 お別れ 一緒にしないでおくれ 僕と君とを 似た者同士なんて まっぴらごめんさ 僕は僕で 君は君なんだ いいかい もう一度言うよ よぉく聞いておくれ 僕は僕で 君は君なんだ
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』 【第5回】 武 さき,武 きき 「こんなおばさんにナンパ?」不倫夫と別れてから8ヵ月。カフェでこちらを見てきた男性が急に声をかけてきて... 【前回記事を読む】不倫した元夫との久しぶりの食事。「今、どうしているの」と聞こうと思ったが止めた。もう関係ないから。引っ越しから六か月、明日から、絵画教室が始まる。楽しみ。教室に通う前に二度下見に行き、素敵なカフェもあるから教室に行く前にお昼を済ませて、ゆっくり本を読んで教室に行こうと決めている。爽やかな天気だ。まるで応援されているよう。十二時前について、ランチをして、コーヒーを飲みながら小説を…
小説 『ライオンと鐘鳴らす魔道師[注目連載ピックアップ]』 【第2回】 NuMYasu 「2次会は行くの? 私行くから君も来て」高校時代に片想いをしていた女性に誘われた。バツイチと聞いたが、今も可愛いままで… 【前回記事を読む】アラフォー独身の俺に届いた「同窓会のお知らせ」。結婚についてばかり聞かれてうんざりしていたが…俺はビールを三分の一まで飲み、皆がスマホをいじるのを眺めながら腰を下ろし、テーブルに並べられている刺身を食べた。ビールを飲み干した後、目の前に厚子が現われた。「挨拶素晴らしかったね。よ! 生徒会長」「会長って言うのはやめてくれる。もういい年なんだから」「成人式で会った以来だけど変わんな…