小説 詩 恋愛 2023.11.24 詩集「ホロス」より三篇 ホロス 【第1回】 rim. 何かひとつでも、あなたの心を軽くするヒントがきっとある――。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 季節のゆるやかな移行とともに、誰しもが経験する様々な感情をのびのびと描いた詩集。※本記事は、rim.氏の書籍『ホロス』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 はじまり 桜が舞った 風が吹いた 花びらが流れた 川に落っこちた 石が動いた 子供が飛んだ 芝生が凹んだ 老婆が座った 女が寝転んだ 春がやってきた
エッセイ 『それでもこの仕事が好き』 【第4回】 氷上 龍 デイサービスに通う女性の顔に青あざ。息子の嫁は「部屋で転んだだけ」と言うが、息子によく怒鳴られていると噂が… 【前回記事を読む】デイサービスの先生は利用者相手に将棋で勝つことをやめなかった。「認知症相手に、酷い男」その利用者は来なくなってしまい…上田は、デイサービスにやってきた中村さんの目の周りに、大きなクマができ、内出血している事に気づきました。中村さんは90歳を超えたばかりの女性です。「服部さん、中村さんの目の周りにクマができているの、病院へ連れていこうか」「そうね、家族にも病院に受診するよう伝えて…
小説 『チャンピオンへの道』 【第8回】 佐藤 清助 学習指導要領を無視している――生物の授業中、山野草の話をし続ける教師にとうとう怒りの抗議が… 【前回の記事を読む】「どの先生が、うちの子をこんなに変えてしまったのだろうか」——あまりの変わりように驚くとともに、親もつい笑ってしまい…「知らないわよ。雑草(ざっそう)の名前なんて」「おお、確か裏庭で見かけたことがあるなア」と、いつも、子供の達郎とは話などしたこともない父親が、このごろ以前とは格段(かくだん)に明るくなった息子に、何の違和感(いわかん)も持たず答(こた)えた。「ハキダメギクとい…