小説 詩 恋愛 2024.12.16 詩集『ホロス』より三篇「ぽつりと光に投げ込まれたのです…家から締め出された不良少女のように」 ホロス 【第9回】 rim. 何かひとつでも、あなたの心を軽くするヒントがきっとある――。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 季節のゆるやかな移行とともに、誰しもが経験する様々な感情をのびのびと描いた詩集。※本記事は、rim.氏の書籍『ホロス』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 全身に目 私たちは死ぬために生きている 死に向かって生きている それぞれが見ている世界が やがては一つの大きな世界に
小説 『超能力探偵 河原賽子』 【第41回】 春山 大樹 私に会いに上京したはずの母。しかし、位置情報が示したのは板橋区の民家…そこは末期患者のための治療院だった。 【前回の記事を読む】「母は相当ひどい状態」と聞き、久しぶりに上京した母に「健康だよね?」と聞いた。すると、しばしの沈黙をはさみ…翌日、麻利衣は事務所のソファで足を組んでコーヒーを啜っていた賽子の前に右手の握り拳を固めていきなり立ちはだかった。「何だ、そのしかめ面は。腹でも痛いのか」麻利衣が拳を賽子に向けて突き出し、手首を回して掌を開くとそこには1個のサイコロが握られていた。「やはり私はあなたの超…
小説 『鮎川のほとり』 【第5回】 弥富 泰男 「いつでもお嫁さんにいけますね」…料理の話から結婚観を語り合ううち、彼女は突然「私の実家へ来ませんか」と切り出し… 【前回記事を読む】気になる同僚女性と二人きりになるために…男は“2枚だけ”クラシックコンサートのチケットを用意したが……演奏会は午後四時過ぎに終わった。高揚した気分を残して会場を出る。「ランドマークタワーの一階にあるカフェで一休みしましょう」「はい、まだ、高ぶった気持ちが残っています」席はすぐに見つかった。「白川さんは何にしますか?僕は、いつものブレンド・コーヒーとモンブランのケーキです」「私は…