【前回の記事を読む】湘南富岡駅。道路の両側には桜の木が植えられ、若葉は初夏の強い陽ざしを遮り、緑色の小さな実が風に揺れていた門柱には横浜海軍航空隊と書かれた表札がはめられていた。奈津は海軍の航空隊を訪問するのは今日が初めてだった。どうすればよいのか分からずに緊張したが、ここで逃げだす訳にもいかないと思い直し、仁王のように立っている衛兵に会釈をした。衛兵は奈津の会釈に、気を付けの姿勢になり立銃(た…
太平洋戦争末期の記事一覧
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小説『野島・夏島』【第4回】小川 賢
初めて訪れた横浜海軍航空隊の面会所には、戦時とは思えぬ卵焼きの甘い匂いが漂っていた
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小説『極彩の岬』【第2回】熊坂 俊太郎
旧海軍兵学校の流れを汲むY高校の夏休み。その音楽室には野営のような執筆生活を送る三十路前の男が…
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小説『野島・夏島』【第3回】小川 賢
湘南富岡駅。道路の両側には桜の木が植えられ、若葉は初夏の強い陽ざしを遮り、緑色の小さな実が風に揺れていた
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小説『極彩の岬』【新連載】熊坂 俊太郎
真夏の岬に屹立する白亜の灯台――敗戦の影に封印された“不可解な事件”の謎
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小説『野島・夏島』【第2回】小川 賢
二機の複葉機は野島と夏島の間にある横須賀海軍航空隊の追浜飛行場に向かって低空で侵入して、飛行場の上空を低空で通過した
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小説『野島・夏島』【新連載】小川 賢
かつて野島は風光明媚な場所で人々に愛されていた。しかし、今では帝都東京を守るための重要な海軍基地になっていた
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【最終回】富田 翔吾
「さくらは咲けば散る、儚いもの…」煙草を吹かし、夜空を見ながら。
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第15回】富田 翔吾
わたしも消滅しますが、あなた方も消滅します、歴史からも…
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第14回】富田 翔吾
「あなたの父親、特攻で亡くなったはずだった…」シマは煙草に火をともす。
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第13回】富田 翔吾
「TENCHIが言ってたな、戦争に勝者はいないと…」
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第12回】富田 翔吾
シマの元に訪問者が…「お前、まさか、アツシ、鈴木二等兵…」
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第11回】富田 翔吾
戦争のない平和な世界を実現するために、これから全身全霊をかけて…
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第10回】富田 翔吾
救えるのは1人だけ…「わたしは、最期までこの基地に残る」
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第9回】富田 翔吾
国民を守るために作った兵器が「悪魔の兵器」と呼ばれる理由…
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第8回】富田 翔吾
「好きな人はいるのか」シマの問いかけに涼子は頬を赤らめた。
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第7回】富田 翔吾
「とんだ誕生日だな、私も今日が誕生日なんだ」煙草を吹かす。
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第6回】富田 翔吾
「本当は、自動車を作りたい」鈴木アツシ二等技術兵の願い
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第5回】富田 翔吾
ついに届いた「秘密兵器」果たして修理できるのか
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第4回】富田 翔吾
「もうここに来てもいいはず」直後にノック。ドアを開けたら…
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小説『浦シマかぐや花咲か URA-SHIMA KAGU-YA HANA-SAKA』【第3回】富田 翔吾
「先輩、なんなんですか、あれ……」京子が絶句して見たもの
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