【前回の記事を読む】『太陽がいっぱい』の詐欺師トム・リプリーは、他人に成りすますことで、いったん諦めた役者になる夢を歪んだかたちで実現させ…なぜヨーロッパへ向かったのか『太陽がいっぱい』の執筆中に、作者ハイスミスはトクヴィルの『アメリカのデモクラシー』を読んでいた。(註1)この事実は、本稿の論述に重要な意味を帯びてくる。どういうことか説明しよう。周知の通り『アメリカのデモクラシー』でトクヴィルは…
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第9回】鱸 一成
リプリーは自由と平等の国アメリカではなく、階級社会のフランスで正統派紳士=カントリー・ジェントルマンになることを目指した
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評論『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【新連載】中村 信弘
一人のアメリカ人女性は、日本を「魔法の国」という言葉で表現した。皇室の作法・習慣、そして芸術は異国の人の目にはどのように映っていたのだろうか...
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評論『フローベールの秘密』【第10回】瀬戸 和子
聖母的女性とヴィーナス的女性。清純無垢と快楽追求。肉体的接触への禁止と情熱――フローベールが傾斜したふたつのエロスとは
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【最終回】三ツ森 正人
【追悼連載】「長嶋はまさに“期待に応える男”だった」長嶋茂雄、驚異の勝利打点数が示す彼の勝負強さ!
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第7回】三ツ森 正人
【追悼連載】首位打者と最多安打王を全て同時獲得しているのは長嶋茂雄ただ一人。目には見えない不滅の記録。
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第6回】三ツ森 正人
【追悼連載】あのイチローや川上哲治よりも多い…ミスタープロ野球長嶋茂雄の「凄まじい記録」
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第5回】三ツ森 正人
【追悼連載】打者の実力を測る時の一番大きな指標「敬遠四球」この記録から見る長嶋茂雄の実力とは。
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第4回】三ツ森 正人
【追悼連載】「安打製造機」張本勲、「シンキングベースボール」野村克也と比べても長嶋茂雄が真の4番打者である理由とは?
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評論『戊辰戦争』【新連載】吉野 敏
仙台藩は天明の飢饉をはじめ、様々な災害によって引き起こされた凶作に幕末まで苦しめられていた
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第3回】三ツ森 正人
【追悼連載】データからも明らかな長嶋茂雄の武勇伝!巨人新人時代のホームラン記録から見る彼の逸材ぶりとは...!?
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評論『源氏物語探訪 ゲーテとともに』【新連載】田中 宗孝,田中 睦子
こうしてあの偉大なる人に触れる喜びの思いから、感動が私を襲ったのだ
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【第2回】三ツ森 正人
【追悼連載】長嶋の大人気はマスコミが作ったわけではない!彼が希代のスーパースターであったことを記録から解説!
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エッセイ『ミスタープロ野球長嶋[追悼連載]』【新連載】三ツ森 正人
【追悼連載】ミスタープロ野球長嶋茂雄には前途多難な意外な過去が...。彼は高校時代までは平凡な選手だった
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小説『新事記』【第2回】吉開 輝隆
午前4時24分、大音声を残して消えた老人。その夜、その老人が家を訪ねてきたので挨拶をして下げた頭を上げると…
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評論『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第8回】鱸 一成
『太陽がいっぱい』の詐欺師トム・リプリーは、他人に成りすますことで、いったん諦めた役者になる夢を歪んだかたちで実現させ…
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俳句・短歌『秘められた真序小倉百人一首』【最終回】野田 功
【百人一首 考察】100首の歌の並び順を替えると、壮大な物語が現れる!? やまとの自然の姿が引き起こす様々な想いとは…
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評論『フローベールの秘密』【第9回】瀬戸 和子
〈観念〉と〈形式〉の一致という終生変わらないフローベールの美学。『聖アントワーヌの誘惑』に足りなかったものは...
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評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【最終回】児井 正臣
消費税増税反対・国債で賄うべき・自然災害で死ねれば本望である…大移住プロジェクトに対し想定される様々な反対意見。
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評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【第25回】児井 正臣
現在は1兆円を下回る水準に。国の治水予算は2000年度頃までは年1.3兆円程度に達することもあったが…
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評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【第24回】児井 正臣
「適温経済」などと称され、程よい感じの経済状態だとさえ言われていた、無風状態の平成時代。