天気さえ良ければ、山の朝はいつも私に感動を与えてくれる。山小屋に泊まった翌朝の私の行動は、いつも積極的だ。目が覚めた。冷池山荘の布団のなかで腕時計を見ると、4時ちょっと前。トドの大群のように眠っているたくさんの宿泊客を起こさないように、慎重にまたぎながら歩く。午前4時30分、ヘッドライトを頭につけて冷池山荘の玄関に立つ。東の空が明け始めている。大きなザックは小屋の前に置き、夕べ小屋でつくってもら…
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