河内高屋勢は散り散りとなって高屋城を目指して退いていき、儂ら長慶勢はそれを追撃し高屋城を囲んだ。河内高屋勢の敗報を近江で聞いた将軍足利義晴公は落胆し、抵抗を諦めて晴元様と六角定頼のもとに和睦の使者を寄越して来た。年が明け、天文十七年になると六角定頼の仲立ちにより、越年で高屋城を囲んでいた儂ら長慶勢と城方との和睦交渉が始まり、四ヶ月に及ぶ交渉の末、天文十七年四月二十七日、和睦が成立した。しかもその…
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第9回】児玉 望
河内高屋勢との戦に勝利するも…和睦についた一点の〈いわく〉
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エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第8回】村野 憲政
ロンドン・パリに家族旅行の後、北ウェールズへ一人旅のワケ
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エッセイ『歴史巡礼』【第28回】尾木 公
【小説】会津藩に対する不当な対応…近隣藩がついに動き出す
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第8回】児玉 望
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エッセイ『歴史巡礼』【第27回】尾木 公
総督府からの不可解な討伐命令…会津藩・庄内藩の同盟まで
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第7回】児玉 望
勢いづく細川晴元勢。氏綱勢との戦を控え、軍議は開かれた
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エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第7回】村野 憲政
趣ある幾多の美術館や宮殿に圧倒…フランス「パリ」を再訪
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エッセイ『歴史巡礼』【第26回】尾木 公
日本海海戦で日本を勝利に導いた…偉大なる小栗上野介の功績
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エッセイ『歴史巡礼』【第25回】尾木 公
新政府軍に汚名を着せられ処刑...相楽総三を巡る諏訪の春
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第6回】児玉 望
【歴史小説】「その時は又四郎、存分に暴れまくれ」
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エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第6回】村野 憲政
地中海性気候で食通の街...南フランス「リヨン」を巡る
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エッセイ『歴史巡礼』【第24回】尾木 公
東京湾を渡り房総半島。樋口盛秀と野間銀次郎の眠る寺へ…
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エッセイ『歴史巡礼』【第23回】尾木 公
房総半島・前橋への巡礼。小河原と白井、相場の墓はどこに
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第5回】児玉 望
【小説】民草が安寧に暮らせる世へ…三好4兄弟の集結
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エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第5回】村野 憲政
東西統一を経て変わりゆく都市...ドイツ「ベルリン」を巡る
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エッセイ『歴史巡礼』【第22回】尾木 公
短期間で多くの人が殺され…終わらぬ「旧幕府軍vs新幕府軍」
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エッセイ『歴史巡礼』【第21回】尾木 公
脱藩が知られ切腹…旧幕府軍vs新幕府軍の血にまみれた争い
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第4回】児玉 望
【小説】「戦のない世を創るためなら…」民を想う青年の決意
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エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第4回】村野 憲政
歴史ある美しい宮廷都市…ドイツの「ドレスデン」を巡って
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エッセイ『歴史巡礼』【第20回】尾木 公
徳川慶喜が水戸に去ったあと…「新政府軍vs旧幕府軍」の全貌