1998年5月29日(金) 上皇・上皇后両陛下午餐会参加記
-英米法担当大学教授のIさんとのデートと妻の怒り-
2週間ほど前の英米法担当の大学教授I教授からのメールの中で、「5月29日の件……」と何やら秘密めいた言及があり、皆さんに「さては不倫か」と心配(もしくは期待)させたかもしれません。実は、I教授にパートナーをお願いし(当時の)天皇皇后両陛下歓迎午餐会に出席してきました。
本来なら私に声が掛かる性質の物ではないのですが、Japan Societyの理事とお話しした際「まだ席が空いていますからどうぞ」と誘われ、早速申し込みました。こういうパーティーで男一人は侘びしいものですのでI教授をお誘いし、快諾頂きました(本当かな?)。
妻に報告したら、「私が出席したい」との希望でしたが、子供を置いてロンドンに飛んでくるわけにもいかず「本当に面白くない」ながらI教授とのデートとなった次第です。
レセプションでの両陛下は、ほとんど座る暇もなく出席者との歓談に努めていらっしゃって、お疲れではないかと心配になるくらいでした。私は飛び入りですのでお話しをする機会はありませんでしたが、ごく近くからご尊顔を拝することができました。会社の上司・同僚何人かと鉢合わせし、「単身赴任のお前が、何でこんなきれいな人と」と胡散臭そうな目で睨まれ、言い訳するのが大変でした。
ロンドンは先週末以来肌寒い天気が続いており、同僚からロシアから寒気を連れてきたとからかわれていましたが、今日はようやく暖かい晴天になりました。そういえばサンクトペテルブルグでは雨がちで、日中の気温が10度前後の日もあり、ロンドンはいいなあと感じております。