【前回の記事を読む】イングランド国王ヘンリー8世が「6人もの王妃」を持った事情
1998年12月5・6日(土・日) アンダルシア紀行(グラナダ、セビリア)
-南国の太陽を浴びながら歴史の勉強-
たまには日の短い秋、冬の観光が都合がいいこともあります。今回は昼だけでなく、アルハンブラ宮殿の夜の見学もしたのですが夏だと暗くなるのを待って10時スタートですが冬は8時スタートで10時からのフラメンコ・ショーとタイミングが最適で時間を効率的に利用できることです。
夜のアルハンブラ宮殿は幻想的で、特に天井装飾は昼間は周囲の明るさに負けて目に入って来ませんが、夜は全く違う印象を与えます。フラメンコ・ショーはグループ・ツアーに参加しましたが、ショーの開始前にガイドさんの案内でイスラム時代の街並みを残すアルバイシンの展望台まで行き美しくライト・アップされたアルハンブラ宮殿を谷間越しに見られました。
日中だとここから見えるアルハンブラ宮殿とその背後の白い雪を被ったスペイン最高峰シエラ・ネバダ山脈のムラセン山(3,482メートル)の組み合わせは絶景です(大手総合商社ニューヨーク駐在員のCさん、シエラ・ネバダ山脈はカリフォルニアではなくスペインが本家のようです)。
アルハンブラ宮殿以外の観光ポイントでは大聖堂があり、キャサリン・オブ・アラゴンはピーターバラ大聖堂の片隅に小さな石版があるだけですがカトリック両王イサベル1世とフェルナンド2世はグラナダ大聖堂の脇にある豪華な王室礼拝堂に葬られています。