ぐっすり眠った。弘は早朝に目覚めた。まだ東の七尾山から陽は昇っていないが明るい。駅まで歩いてみる。もうすぐ山口から始発が到着するだろう。一日が始まるのだ。そうやって日々は限りなく続く。かの世界大戦や朝鮮戦争も終わったではないか。自分が流されて韓国へ着き、二十五年も過ぎて、今ここにいる。重ねた日々の結果なのだ。今から先もだ。弘は朝食をいただき、七時十五分の山陰線に乗って飯浦を目指した。海岸に沿って…
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