4 さまよいは続くよ、どこまでも『…家に帰ると午前0時に近かった。そして今この日記を書いている。もう日をまたぎ、八月一日になってしまった。クソみたいなことばかりしていてすっかり忘れていたけど、世界は滅びなかった。一九九九年七の月に、天から恐怖の大王は降ってこず、落ちてきたのはクソだけ。クソのような一日だけ。相変わらずクソのようなぼくの人生は生き残ったままである。日記の表紙に、「暗黒日記」という題…
小説の記事一覧
タグ「小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『ヒミツのレクイエム』【第18回】氷満 圭一郎
あの飲んだくれのおやじは、近い未来の自分かもしれないと思い、急に不安が襲ってきた
-
小説『星空の下で』【第14回】つむぐ
「これだけは、今、言わせてください。あなたのことが好きです」と突然の嬉しい告白
-
小説『奥会津の人魚姫』【第16回】西田 理酉
片割れの月命日に見せた涙。本当に彼女たちは入れ替わっているのか?
-
小説『レッド・パープル』【第10回】そのこ+W
転校した中学校で日本は戦争に負けたんだ、と思い知らされる出来事があった
-
小説『サイレントエース』【第3回】湯澤 明彦
出会いは聾学校の練習試合。エース・英児の打撃は軽く外野のネットを超えていき…
-
小説『赤い大河』【第3回】塚本 正巳
妊娠を報告した彼は何故か戸惑っていた。段々と帰りが遅くなり、そして…
-
小説『おーい、村長さん』【第7回】浅野 トシユキ
兄のお別れの会で、兄の影武者として村長を代行していたことを村民に白状したところ…
-
小説『メグ動物病院』【第3回】後藤 あや
「ああ、あたしが勉強できないのは、それだったんだ」と思った瞬間
-
小説『人生の切り売り』【第3回】亀山 真一
独身アラサー女の私の部屋に、突然年下のイケメンが転がり込んできて…。
-
エッセイ『保健師魂は眠らない』【第14回】真秀場 弥生
初めての保健指導。大成功!と思いきや、参加者は「お祈り」を始め…?
-
小説『野球の子』【第3回】大藤 崇
今まで誰も友達がいなかったけれど、やっと一人、僕と気持ちが通じ合う人ができた!
-
小説『標本室の男』【第5回】均埜 権兵衛
突然挨拶してきたのはしゃべる骸骨!? イタズラかそれとも…。
-
小説『ぼくらの風船』【第3回】美山 よしの
小学六年生の時、お母さんが再婚。叫んで暴れるだいちゃんを…
-
小説『しまなみ海道に消えたミス』【第3回】風向 良雄
闇から闇に動く謎の男、青木。女がからむ事件とは?
-
小説『迷いながら揺れ動く女のこころ』【第16回】松村 勝正
自分磨きに興味を持った家政婦に「奥さんに間違えられたっていいものね」
-
小説『波』【第3回】内木 宏延
「どうか見つかりませんように…」願いはむなしく、彼女が僕を見つけた。
-
小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第12回】茂木 光春
毎朝一錠服用すると、三十日後に花になる夢を見ることができる試作品を進呈されたが…
-
小説『氷上の蠟燭』【第6回】安達 信
持つべきものは親友。相談したその場で膵臓癌の検査入院日が決定!?
-
小説『飛燕日記』【第12回】春乃 夜永
「嫁と別れて結婚しようかな」つぶやいた彼の言葉に、私は…
-
小説『特殊愛』【最終回】樫春 寛菜
怪しい悪い男たちに誘拐された…「久しぶりだな!」男は中学の同級生で…