【前回の記事を読む】「東大合格すごいですね」と言われるが、入っただけじゃ大したことない。この話題が一番つらい。授業はさぼって図書館に入り浸り…「東大の図書館ってね、赤い絨毯が敷き詰めてあるんだよ。まん中に大きな階段があってさ、そこにずーっと敷き詰めてある。昔ながらのオレンジ色の灯りが主流だからけっこう暗い。その厳粛な空間の中を三階から厳かに下ってくるんだ、赤絨毯をしっかりと踏みしめながらね、ゆっ…
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小説『雨の中のレインボー』【第10回】葛城 仁
「音楽は役に立たない、だから本にした。」図書館に入り浸って手当たり次第に本を読んでいるのは、音楽じゃ解決できなかったから…
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小説『宮本武蔵と忍びの者』【第10回】石崎 翔輝
多くの“くノ一”は、上の指示で好きでもない敵の男を女として秘術を尽くし籠絡しなければならない。彼女が選んだ道は…
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小説『TOKYOリバーサイドストーリー』【第10回】東 晃司
「家に金ないんだからさ、選択の余地無し! オレは働いて成り上がる。…柔道じゃ飯食っていけないし」中学卒業後の進路の話題で…
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小説『標本室の男』【第48回】均埜 権兵衛
「お前、ちょっと匂うぞ、この前いつ入ったんだ?」そう言って浴室に向かわせ、そっと覗きこんだ。そこに見えたのは…
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小説『雪女』【第7回】佳 英児
ゴルフ場で急接近した彼女を車で迎えに行くことに。こんなことが起こるなら、奮発して高級車を買っておけばよかった…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第10回】福岡 富子
やっぱり彼女をなくしたくない。彼女のマンション近くに佇み、帰りを待つ。……随分時間が過ぎ、諦めて帰ろうとしたその時!
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小説『北満のシリウス』【第17回】鎌田 一正
「待ってくれ…あんたひょっとして『北満のシリウス』か? 百回近い決闘でも、一度も負けたことがないっていう…」
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小説『いつか海の見える街へ』【最終回】須賀 渚
彼女は一人でいってしまった。墓参りに行くと「お骨はまだ入っていません。」!? そんなはずはない。だって…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【最終回】山口 ゆり子
マスコミや世間はあっという間に彼のことを忘れた。事故について散々騒いで、私の元にまで押し掛けたのに。私が自ら死を選べば…
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小説『乱世、一炊の夢』【最終回】安藤 恒久郎
多勢に無勢。城を数千の兵にぐるりと囲まれ、「最早これまで」と城に自ら火を放った。紅蓮の炎の中…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第20回】山口 ゆり子
トラックとバイクの衝突事故の映像…大きく跳ね上げられたのは、彼だった。バイクには私が贈ったステッカーが…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【最終回】いけだ えいこ
2011年3月、湾岸のホテルで短期勤務を始めた。職場にも少し慣れてきた金曜日、突然足元に衝撃が来て、すごい音とともに…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第19回】山口 ゆり子
何故、妹の夫に体を許してしまったのだろう。ただ、妹の夫であるというだけで、あの人が手放しで褒めた人というだけで…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第16回】いけだ えいこ
派遣切りされてから仕事が見つからずにいた。何枚も何枚も履歴書を書き、何度も何度も証明写真の焼き増しを注文し…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第18回】山口 ゆり子
堪らず見開いた視界に、亜希子が先ほどまで身体を預け快楽を貪りあっていた男はいなかった…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第15回】いけだ えいこ
40代後半、不景気の中で派遣切り。次の仕事を探したが…どうして私がこんなところで働かなきゃならないの? 面接中も泣きたくなる。
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小説『ジュピターと仲間達 Jupiter & Friends』【最終回】ジェフリー 樫田
そこにはすでに二つの穴が掘られていた。これは彼が掘った穴…ここにお墓を作るつもりだ。彼は悲しみに耐えながら一人…
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小説『赤い靴』【第13回】高津 典昭
夫は酒浸りで堕落しきった生活を送るが、それでもなんとか生活できていたのは母の懸命な労働のおかげだった。
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小説『透視男』【第14回】上田 晄暉
「せん越ながら....」会議ではったりをきかせると「面白いことを言い出したね。何か手立てはあるのかね?」と言われ......
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小説『善悪の彼方に』【最終回】叶浦 みのり
主人は清廉潔白、妻は従順、息子は優等生。あまりに非の打ちどころがなさすぎる一家だが、実は……。