二〇一一年五月二十一日土曜日、成田九時十分発の全日空NH九三七便は順調に飛行し午後三時、スカルノ・ハッタ空港第二ターミナルに到着した。木材を多用した空港ターミナルの内装と入国審査に向かう通路の窓から見える中庭の熱帯樹に、私はインドネシアに来たことを実感し、軽い興奮を覚える。私はこの時、人生で初めてインドネシアに足を踏み入れた。タクシーは空港のゲートを出るとすぐに高速道路に入った。人口一千万人近い…
エッセイ
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『最高のセカンドライフは海外転職で』【新連載】宮永 保文
早期退職した後は…インドネシアに転職!?初めてジャカルタに足を踏み入れた「私」を待ち受けていたものとは…。
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『認知症も悪くない』【第10回】西口 守
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『オモニへの讃歌』【第10回】李 順子
生きていたからあえた 30年ぶりに帰国し涙を流す母。そんな母の幼少期は悲しい物語であった…
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『ねぇねぇみかどのおばさん』【第10回】六谷 陽子
乳飲み子から駄菓子屋デビューまで まちの子供を優しく見守り、励まし、手助けをする母の姿
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「ふるさとは遠きにありて思ふもの」他…書家による作品集『今を大切に 君の人生だよ』より
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『貧しさは人生の花』【第15回】伊藤 フサ子
特別扱いしないことが特別な優しさだった。中学校最後に貰った通信票には、先生の想いがびっしりと綴られていて…。
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『続・夫と歩いた日本すみずみ』【第10回】花房 啓子
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『医療者のことばの持つ力』【第6回】田中 順也
その日もいつものように学校から帰ってすぐに宿題を済ませ、算数の宿題は兄に教えてもらおうと兄が帰ってくるまで寝転がってテレビを見ていた。するとテレビの画面がグニャグニャに揺れて見えはじめ…
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『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第6回】坂入 実
小学校時代と管理職になってからやりたくもないことを強制されると体全体がそれまでに「経験したことのない気だるさ」で覆われ、体が重くなり動作も緩慢に
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『腐敗した医療製薬複合体によるワクチン薬害』【第14回】伊藤 裕幸
安全を確保できたと思い隠れ家から出て帰宅し散歩から戻ると突然家の前に3台のパトカーが!逮捕され、拘置所に入れられ、保釈なしで5日間の拘留
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『マルチステージを謳歌する100年時代の人生戦略』【第9回】吉野 誠
父は国立大学を特待生で卒業し軍隊の幹部候補生として入ったほんとうのエリート。海軍航空隊大尉として秘密飛行場のトップを務め、ここから若者が特攻隊として次々と飛んでいった
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『老人ホーム施設長奮闘記』【第14回】山田 勝義
あなたは何のために老人ホームを探していますか? 施設選びは建物の構造や豪華さより「介護の安心、運営の質」が重要。ではこの「介護の安心、運営の質」とは何?
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『四国八十八カ所』【第11回】深山 無行
一人であってもひとりではない 自分自身と対話し、人生の苦楽に答えを求めてへんろは始まる
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『ゼロスタート ―異国・日本での創業奮闘記―』【第21回】靳 忠效
子どもの頃体が弱く中学まではよく病気をしていた私があるお坊さんに「この子は運が強い」と言われ、本当に中学から運が強いと自覚。そして商売の運も強く「災い転じて福となす」
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『世の中捨てたもんじゃないよ』【第10回】山田 高司
「人生は楽しいことも辛いこともすべて自分で持っていかねばならない。」ひとりでもふたりでも人は生きている
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『うっかり自転車で日本一周していた』【第17回】河瀬 敏樹
「トンネルを通過したら、何と路面が乾いていて、雨もどうやら降っていないぞ」北アルプスの景色はペダルを漕ぐ足を何度も止めた
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『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第2回】荻田 譲二
ペロポネソス半島ミケーネの竪穴式墓では複数の死者が金のデスマスクなどで覆われて豪華な副葬品と共に埋葬
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『わが子を不登校・引きこもりにしないための十ヵ条』【最終回】村山 和世
多くの母親が子どもを生後数ヵ月で他に預けた場合、学習能力や意欲に欠陥や問題を持ったりする子が育つリスクがたいへん高いということを知らない
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『パパこそ日記をつけなさい』【第17回】パパコーチゆーき(浅黄 祐樹)
子育てに正解はない!「自分は生きて良い、存在していいんだ」ありのままを受け入れることこそが成長への第一歩
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『ふしぎに出会う日々』【最終回】西谷 正文
古くから遠流の地として定められていた隠岐。鎌倉時代には、後鳥羽上皇と後醍醐天皇が隠岐に流され住民は現在の「牛突(うしつき)」につながる催しなどで上皇を慰めていた