【前回記事を読む】就活エネルギーを全力で注いで、大手に内定。しかも幹部候補生枠! ――が、2年で退職した。入社後すぐにうつ病になり…

はじめに

ライバルの○クロにゴッソリ利益を奪われました。しかし○クロが急成長していて我々の脅威になることは、僕が新入社員だった25年前からわかっていました。しかし、上層部は何の手も打たず、その結果は社員の大リストラに繋がっています。

つまりマスコミも無責任、世の中、組織も上層部の人間も無責任で無能な人々が多数存在するのでしょう。

マスコミ、動画配信者、世の中の偉い人々の言うことは大嘘、そう僕の経験から断言します。

では、我々はどうしたらよいのでしょう。

僕が提示したいのは生活の作り方と、維持の原理原則と知識です。生活の守り方であり、負けない為の知恵です。守りと言ってもただ耐えるためではなく、守りながら力を蓄えて、いずれくる人生のチャンスをものにする為の土台と思ってもらいたいです。

この考えは僕の人生経験から来ています。人生の強者や弱者の立場など、ただの相対的なものです。昨日は強者でも、明日は敗者になります。

就職氷河期に某大手企業に入社したその時は勝者です。が、その後うつ病になったのは先ほど申し上げたとおりです。そして会社を辞めてフリーターになりました。まぁ敗者です。

その後医療系統の専門学校に入学、入学時は年長者としてクラスメイトから頼りにされて勝者。しかし、もう30才を超えていて固くなった僕の頭により学業は進まず劣等生に。みんなに助けてもらう存在になり、敗者へ。

学校は結局大学、その後障がい者として施設で働き施設内でトップ戦力になり勝者。三年後に一般社会に復帰したものの、勿論末端のビリからスタート。その後も病気やら、リハビリやら、施設やら、アルバイトやらを流転していきました。

環境が変われば、自分の立場なんて、即効変わります。勝者や敗者なんて、その程度のものなんです。自分を守ってくれる普遍性のある力ではありません。

僕がその中で悟ったのは、守ること、維持すること、負けないことが、人生の活動の90%以上をしめる、という人生の配分でした。人生の90%をしめる負けない生活活動を学ぶことをこの本では提示します。夢の実現や幸福の土台には90%の守りが必要だと僕が悟ったからです。

何処かに世を憂いる救世主が現れて社会を改革してくれるのを待ちますか? 僕は嫌です。いつ現れるかわからないそんな奇跡を願い、社会の変革を待っていたらただの被害者で人生は終わってしまいます。間違いなくそうなってしまいます。