二〇一五年十二月十四日(月)さて、待ちに待った正の母(かぁ)ちゃん、新堀さんの来訪である。親友の顔を見て安心したのか、母は、途端に顔を真っ赤にして涙を流した。「頑張って元気になって、また一緒に遊びに行こうね。約束の松茸狩りだって行かなくちゃいけないんだから……」母の涙は一層の大滝になっていく。ひとしきり泣いた後、手土産の弁当を持ち、いつもの四階ホールに行く事にした。母は元気なところを見せようと押…
エッセイ
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『ありがとうをもう一度』【第18回】残間 昭彦
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『認知症の母を支えて 103歳を元気に迎えるまでの工夫』【最終回】石塚 武美
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『ゴッドハンドが語るスポーツと医療』【第2回】溝口 伸一
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『六根清浄 親と子の絆』【第15回】永久
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『ありがとうをもう一度』【第16回】残間 昭彦
ただ、それだけの、最後になるかもしれないバースデイ
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『ゴッドハンドが語るスポーツと医療』【新連載】溝口 伸一
治らない三種の神器…まだこんな医者に診てもらう気ですか?
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『静寂の梢』【第6回】岸 暎
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『ありがとうをもう一度』【第15回】残間 昭彦
新しく産まれ育ってゆく命と、老いて病いを得ていく命の交差点
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『静寂の梢』【第5回】岸 暎
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『霧中の岐路でチャンスをつかめ』【第4回】仲宗根 稔
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『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第2回】朕茂 短竿
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『六根清浄 親と子の絆』【第14回】永久
子供時代に心に傷を受け、ようやく生き延びて成人した人たち
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『フランチェスカ昭子の手紙』【第4回】森川 昭子
ロック座・元トップダンサーの壮絶人生 ~夫が逮捕編
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『霧中の岐路でチャンスをつかめ』【第3回】仲宗根 稔
我が家に入ってきた兵士たちに、母はお茶を出していました
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『フランチェスカ昭子の手紙』【第3回】森川 昭子
ロック座・元トップダンサーが思う「いい女」「いい男」の条件
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『ありがとうをもう一度』【第14回】残間 昭彦
「たいていの病気は良くなる」兄は医療機器を抱えて病室に来た