みんな
君らは、どうしてそんなに人と比べるの?
君らは、どうしてそんなに人の言うことを気にするの?
君らは、どうしてそんなに人の目が怖いの?
君らは、揃って言うんだ。
「だって、みんなと同じようにできないから」
んもう! 同じようにできなくて当たり前じゃないか。
だって、違うんだから。
一緒に生きて、一緒の学校行って、一緒に暮らしてさえ、
それぞれ生きる目的は違うんだ。
幸せになりたいのは同じだけど、何が幸せかは実は全然違うんだよ。
いいかい、君が気にする「みんな」
みんなが間違ってるんだ。
「みんな」は思ってる。
「みんなと同じでいたい。でも、その中では、ほんのちょっぴりだけ
他より輝いていたい。」
そんな、細かいことできるかい!
みんながみんな、普通じゃないから恥ずかしいと思っているんだ。
普通なんてないのに。
ぎゅうぎゅう詰めの電車や、
びっちり並んだ机と椅子や、
いつも誰かに見られてる、
そんな世界の方がおかしいんだ。