エッセイ 芸術 2021.03.24 「今を大切に 君の人生だよ」より「自作文」 今を大切に 君の人生だよ 【第9回】 青山 珪香 あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を―― 時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。 わかる。感じる。励まされる。 70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、 多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ。こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を――。時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。わかる。感じる。励まされる。70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、多くを自作の文で制作してきた書家、青山 珪香氏による作品集。 (自作文)
小説 『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』 【第10回】 水木 三甫 ホテルの入口、ためらいは一瞬で、後はただ身を任せていれば良かった。夫と同じことをしているだけだ。 【前回の記事を読む】硬直する体に構わず、若い桃のような頬に唇を当てる。首筋からさらに下へ、新鮮な匂い。しがみついていた彼女の腕の力は抜け…光彦から急な出張が入って帰れないという連絡が入った。淳美は光彦があかねと会うことを確信した。光彦のために自分は尽くしてきたつもりだ。それを裏切ったのは光彦だ。あかねの存在も淳美にとっては大きなストレスになっていた。いつもあかねに操られている自分にうんざりしてい…
小説 『愛[注目連載ピックアップ]』 【第3回】 高見 純代 「人間しか自殺はしないわ。犬や猫は自殺しないもの。自殺って、人間を知るヒントになると思うわ」 【前回の記事を読む】あの人が死んだ! 私は体がガクガクとふるえだした。送られてきた包みの中身は分かっていた。だが、恐くてあけられず…「自己紹介が遅れて、すみません。僕は元BBCの記者で、今はフリーのジャーナリストで、CNNと契約しています。名前は神矢敬。四十五歳だけど、独身です。名刺をお渡しするから、気が向いたら電話でも下さい。とにかく、平日のお昼はいつもここに来てるんですね? じゃぁ、ちょくち…