エッセイ 芸術 2021.03.31 「今を大切に 君の人生だよ」より「自作文」 今を大切に 君の人生だよ 【最終回】 青山 珪香 あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を―― 時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。 わかる。感じる。励まされる。 70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、 多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ。こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を――。時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。わかる。感じる。励まされる。70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、多くを自作の文で制作してきた書家、青山 珪香氏による作品集。 慈 (自作文)
エッセイ 『ボクは、笑顔でできている ~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~[注目連載ピックアップ]』 【第2回】 向井 健一郎 「病名は急性リンパ性白血病です」"急性リンパ性白血病"は約10万人に1人の確率で発症する。なぜ私が、と妻と二人で泣いた。 翌日の朝に、もう一度血液検査とエコー検査などを行いました。消化器内科の医師からは、「肝臓や脾臓は少し腫れているが、これが痛みの原因とは考えにくいです。最初のCTスキャンの画像を見ると、リンパ腺がいくつか腫れているところが見られたので、午後からは血液内科で診てもらいましょう」という話がなされました。私は「血液内科」とは初めて聞く名前だったので、これは何の病気だろうと思っていました。午後、病室が血液…
小説 『マリファナ家族』 【第2回】 東 龍澄 「すみません、マリファナ栽培で逮捕されてしまったので今日は出社できません。」―真面目な社員の俺は今、会社ではなく留置場に… 【前回記事を読む】「174番」これが、俺に与えられた新しい名だ。俺は、捕まったのだ。逮捕されたのだ勤務先も、何の連絡もなく俺が出社してないので、不審がっているはずだ。今までの会社員生活では、俺は遅刻もせず、無断欠勤などもしたことがなかった。基本的に真面目な社員で通っていたはずだ。しかし、仮に電話できたところで、何と説明すればいいのだろう。「すみません、マリファナで逮捕されてしまったので、今日は出…