エッセイ 書道 詩画集 2025.03.11 書き込む素材ごとに印象を変える筆跡 書家が送る、表情豊かな温かみのあるメッセージ。 今を大切に 君の人生だよ[復刻連載] 【第6回】 青山 珪香 生きた言葉をあなたに届けたい この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を――。70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。※本記事は、青山珪香氏の書籍『今を大切に 君の人生だよ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ......」(島崎藤村)他。美空ひばりと戦後の記憶・実家の掛け軸の言葉など書家による作品集。 今を大切に 君の人生だよ 写真を拡大 写真を拡大
小説 『虹色の魂』 【第7回】 青居 蒼空 「僕、おねしょしないし、お父さんの言うことも聞くから、お願いだから一緒にいてね」大粒の涙が僕の目から湧き出ると… 【前回の記事を読む】「お母さんは、もう少ししたら天国に行くんだ」父の言葉に戸惑いながら、冷たい母の手に触れていると突然感電したような衝撃が走り…なっちゃんが頭の下に置いてくれた水枕で、少し楽になった気がした。「光くん、痛いところはない?」心配そうに言いながら、冷たいタオルで僕の顔を優しく拭く。「うん、大丈夫」僕はうっすらと笑みを浮かべた。「お薬飲む前に何か食べないとね。おかゆ持ってくるね」そう言…
小説 『サイレントエース』 【第11回】 湯澤 明彦 「強豪仁成学園中に、池永という名の投手がいる」…その男は、僕が手にした池永メモを引き継ぐべき男だった。宿命の出会いだった。 【前回の記事を読む】1死一、三塁となって僕の出番が来た。特に力みはなく、我ながら冷静だった。観客席からは両親の声まで聞こえてきた続く2回戦、3回戦も順調に勝ち上がった。英児は4番でレフトを守り、残りの3投手を僕は池永メモから得たヒントでリードし続けた。打線も英児を軸に順調に得点を挙げ、2回戦は4対1、3回戦は5対3という内容で、地区のライバル、仁成学園中との試合を迎えることになった。私立仁成学園…