エッセイ 書道 詩画集 2025.01.25 「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ......」(島崎藤村)他。美空ひばりと戦後の記憶・実家の掛け軸の言葉など書家による作品集。 今を大切に 君の人生だよ[復刻連載] 【第5回】 青山 珪香 生きた言葉をあなたに届けたい この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を――。70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。※本記事は、青山珪香氏の書籍『今を大切に 君の人生だよ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 今を大切に 君の人生だよ 写真を拡大 写真を拡大
エッセイ 『ある朝、突然手足が動かなくなった ギランバレー症候群闘病記[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 市川 友子 殺し屋の看護師たちが私にのしかかっていた。とうとう腰の骨を折られて殺されると覚悟した。 幻覚と現実の交差注射器で毒を打たれそうになり、私は打たれまいと速い呼吸を繰り返していた。「落ち着いて、深呼吸して、ゆっくりと」看護師さんの顔が目の前に見えた。点滴の針を取り替えているところだ。それなのに殺人鬼扱いされたのでは、看護師さんもたまったものではない。私はラジオ局に助けを求めた。病院に監禁されている私と家族を助け出してくれと訴えた。しばらくすると大勢の人が病院を取り囲み、何人かが病院に侵…
小説 『兎角儚きこの世は』 【第5回】 白井 忠彦 おぞましい夢を見た。謀反が起こり、私は炎の中逃げていた。親衛隊は皆切られ倒れ…そこには官服を着た誰かが立ちふさがっていた。 【前回の記事を読む】「年貢を納めるのはお前達の義務だ。できないというのは国に反旗を翻すのと同じだ」そう言うと、棒で農民達を容赦なく叩き付け…これにはサホンも動揺を隠せず、なんと不敬なことを言うのだと怒声を上げました。然し、ユンは先程とは反対に笑っていたのです。「中々面白いことを言うではないか。お陰でこの者の普段は見せぬ顔を見ることができた。然し、余に向けて発したその言葉の重さはそちが誰よりも分か…