夫と距離を置くようになってから、いっそう私は陰ながら着々と、離婚に向けて準備を進めていた。孝雄は、あんなことがあって、だいぶ懲りたかと思ったら、まったく懲りていないようで、また新しい彼女ができたようだ。まあ、今の私にはどうでもいいことで、むしろ夫の不貞の証拠を増やせるというものだ。最近は、携帯電話のメールをチェックするだけでなく、日々の行動を記録したり、スケジュール帳の写真も撮ったりするようにし…
小説
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