エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 保護犬 現代社会 2023.05.18 【写真絵本】ぼくは「卒業」を待っている。新しいおうちに行くって、いったいどんな感じなんだろう? とらおさんと犬のお話 【第2回】 Kumpoo 演出家 宮本亞門さん、推薦! 「僕の愛犬ビートも捨てられた保護犬でした。 これ以上、悲しむ犬が増えないことを心から願っています」 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 犬と私たちは最高の友達。でも、そうもいかない場合もあります。飼えなくなった犬や、捨てられた犬もいるのです。これは、愛護団体として活動している「とらおさん」と犬たちのお話です。犬を愛するすべての人に贈る、保護犬の現実とあたたかい繋がりを描いた写真絵本。※本記事は、Kumpoo氏の書籍『とらおさんと犬のお話』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】【写真絵本】犬と私たちは最高の友達。でも、そうもいかない場合もあります。 とらおさんと犬のお話
小説 『春のピエタ』 【第18回】 村田 歩 私の妹は、5年前に殺された。高校二年生だった。自宅のすぐ傍で車の中に引きずり込まれて、河川敷まで連れて行かれ… 「早い時間ならお客さんはいないと思ってたのに、本当にすみません」「ああ、いいのよ。若旦那は特別なの。昼の三時には仕事終わっちゃう人だから。それにわたしのお客じゃないしね」意外に屈託のない話し方であたしに座るように促すと、自分も隣に座り、長い手を伸ばした。「ちょっと、あそこの神林さんのバランタインで一杯作って」バーテンの男性に命令する。こういうお店は経営者の次に偉いのはホステスさんなのだろうか。佳…
小説 『鼠たちのカクメイ』 【第19回】 横山 由貴男 「米を買い占めて値を吊り上げ、飢える者横目に暴利を貪る悪徳商人…天誅!」けたたましい銃声のあと、ゴトン。看板が地に落ち… 【前回記事を読む】大塩平八郎自ら邸に火矢を放ち退路を断つ。率いる一党二十五名が行列をなし天満橋を渡るその頃大坂近隣の田畑には、農民たちが空腹を抱えしゃがみ込んでいた。彼らはこの数か月草や虫を食べて飢えを凌いでいた。そんな彼らがふと見上げると天満方向から煙が昇っている。「あ。あれ」大塩様の跡取りがいつか話していたことを思い出し、誰かが檄文を取り出した。「合図や。大塩様がとうとうやらはったんや」「確…