エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 保護犬 現代社会 注目連載ピックアップ 2025.02.07 【写真絵本】繁殖犬だったマム、飼い主のおじいさんが天国に行ってしまったラムネ、「売り物にならない」と言われてやって来たファンキー。「卒業」出来たのは… とらおさんと犬のお話[注目連載ピックアップ] 【第3回】 Kumpoo 演出家 宮本亞門さん、推薦! 「僕の愛犬ビートも捨てられた保護犬でした。 これ以上、悲しむ犬が増えないことを心から願っています」 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 犬と私たちは最高の友達。でも、そうもいかない場合もあります。飼えなくなった犬や、捨てられた犬もいるのです。これは、愛護団体として活動している「とらおさん」と犬たちのお話です。犬を愛するすべての人に贈る、保護犬の現実とあたたかい繋がりを描いた写真絵本。※本記事は、Kumpoo氏の書籍『とらおさんと犬のお話』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 とらおさんと犬のお話
小説 『曽我兄弟より熱を込めて』 【最終回】 坂口 螢火 用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい! 青天の霹靂とは、まさにこのこと。聞いた母の驚きは尋常のものではない。「エ――エッ! 何と、何とおっしゃいます!」声さえ別人のごとく裏返って、「厭です! 厭です! 渡しません、断じて……」絶望的な悲鳴を上げ、曽我太郎に取りすがって泣きわめいた。その母の絶叫に驚いて、一萬と箱王が「母上! いかがなさいました」と座敷に駆け込んでくる。「オオ――一萬、箱王」母は無我夢中で二人を左右にかき抱くと、黒髪を振…
小説 『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』 【第19回】 松谷 美善 「至急、入院の準備をしてこちらの病院へ行ってください」と言われ、頭が真っ白になった! 【前回の記事を読む】若い男に三千万円を騙し取られ、ぼけたと思われた私は施設に入れられた。何か月も経ったが、誰一人面会に来ることはなく…私は三十五歳になっていた。いつ寝ているのか起きているのかわからない不規則な、その日暮らしが続いている。巷では、ウイルス性の感染症が流行していた。それまで大病をしたことがなかった私が、この感染症に罹患した。やっと真面目に働こうと、国民健康保険に加入してすぐのことだっ…