部屋の前まで来ると、猛は携帯電話を取り出した。携帯のカメラを部屋に向ける。画面には、サーモグラフィーが映し出されていた。人型の熱源が四つ。一人は部屋の中央に座っているが、他の三人は立った状態で部屋に散らばっている。念のため他の部屋も確かめたが、熱反応があるのはこの部屋だけだ。「いいか。座っている奴が多分親玉だ。俺がまず突入して親玉を拘束する。お前は俺が牽制して動けなくしている間に、結束バンドで残…
小説
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