三 亀の前の厄難牢主は桜色に染まった女囚の花門に上気した顔を近づけて、赤褌の脇を僅かに広げてクンクンと香りを嗅ぎ、味わうようにチロチロと舌で触れてみると、これはどうしたことか、その入口からは透明な果汁が、強い香りを発して湧き出てきた。吊り上げられた片足を揺らしながら、女は恥も外聞も打ち捨てた諦(あきら)めの表情で、何故か政子に向かって花弁の開門を要求しているようにも見える。牢主が、花門を飾る二葉…
小説
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『悪女万華鏡』【第13回】花山 天女
安産を念じて媾合を避けたがゆえに…。政子の嫉妬深さは尋常ではなかった
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『月光組曲』【第14回】間埜 心響
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【SF小説】錆びた柱でできた秘密基地のような空間が現れた
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『鶸色のすみか』【第6回】野原 ルイ
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『毎度、天国飯店です』【新連載】竹村 和貢
この部屋で四年間生活するんだなあ。本をたくさん読もう・・・
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『犬の三楽斎』【第6回】上泉 護
「穢多」と虐げられるまゆの父親、善右衛門との出会い
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『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【新連載】黒沢 賢成
様々な事情を抱えた生き物たちとの出会い。里山を舞台に生きる事の本質を問う物語。
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『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【新連載】鏡本 ひろき
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「いつも心に太陽を持ちなさい」華やかな生活から一変…運命を呪う息子に母の言葉
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『白川郷―聖なるものの村―』【第12回】遊座 はるか
いよいよ白川郷での暮らしがスタート!しかも合掌造りの家に住めるなんて・・・
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『同じ名前の鳥が鳴く』【第9回】なつきめい
目元の腫れが目立たないように涙をできるだけ押し殺しながら泣いた日
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『北満のシリウス』【第4回】鎌田 一正
生活が苦しい人も診療所にやってくるが…「医療は、お金儲けのためのものじゃない」
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『オレンジ病棟』【第7回】朝丘 大介
眠れない消灯後…病室での他愛ない話に花を咲かせる
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『海渡るフォルトゥーナ』【第6回】鷹嶋 ちた
誰もが憧れる教皇聖歌隊への入隊…しかしその幸せは束の間の出来事だった
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『いつか海の見える街へ』【第6回】須賀 渚
「願ったら不幸になる人ができる」想いを振り払った時、彼が娘を連れて後ろに立っていた。
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『カラスと少年 ―愛しき11種の動物とのふれあい物語-』【第4回】飯塚 舜介
【小説】小学校までの危険な道。特に怖いのは、山の上の火葬場で…。
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『鋲【文庫改訂版】』【第6回】菜津川 久
ラジオが流す『真相』は日々変わる。目の前で妹が死んだということだけが確かだった。
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『第三のオンナ、』【第12回】椎名 雅史
【小説】自分とそっくりな後輩が一緒にいたのは…私の彼氏!? 確認するか悩んだ末に…。