二年生になると、ゼミの選択が始まった。私は迷うことなく自然科学の植物学ゼミを選択した。私は理系の頭はからきしなく、大学で属していたのは文学部の中の初等教育学科。でも初等教育の理科のゼミを選べば、植物について少しでも学ぶことができる。内容も理系の専門的な分野ではなく、あくまで初等教育の範囲内なので、どうにかついていけるのでは、と思ったのだ。とにかく植物と関わっていたかった。しかも担当教授は部活の顧…
[連載]屋久島、そして雲ノ平へ
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第6回】小梨 里子
植物に関わりたくて選んだのは「植物学ゼミ」希望者は私一人で教授の教えを独り占め!?
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第5回】小梨 里子
「空気が濃い!」山小屋のアルバイトが終了して下山。授業に読書にと充実の大学生活
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第4回】小梨 里子
ポーランド人が高山病で小屋に倒れこんできた!「これはもう、下山させるしかないです」
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第3回】小梨 里子
いざ富士山へ!初本格登山、初山小屋、初山バイトで驚きがいっぱい
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【第2回】小梨 里子
大学生活は人生初の本州「山梨」。アルバイトは富士山の山小屋で日給九千円!
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エッセイ『屋久島、そして雲ノ平へ』【新連載】小梨 里子
休日は野鳥の鳴き声テープを聞く女子高生だった…山を愛した女性の自伝的エッセイ。