オリエント急行の旅は続く。どこまでも続く水田や野原は陽が沈むのも陽が昇るのも存分に見せてくれる。夜明けすぎにデッキに出てみると沐浴している老人を見かけたり、自転車を持ち上げて線路を越える少年を見たり、バイクに乗せられて学校に向かう子供たちを見ることができる。多くの人がオリエント急行に向かって手を振ってくれる。なんとも楽しいひと時だ。この日のツアーは午後からトラディショナル・ヴィレッジへの訪問だ。…
[連載]南半球の三日月
-
エッセイ『南半球の三日月』【第11回】久富 みちよ
インドの交通渋滞ぶりはまさにカオス。4車線の道路を5車線で走り、自動車、三輪車、自転車、バイク、牛まで歩いている!
-
エッセイ『南半球の三日月』【第10回】久富 みちよ
アンネの日記を初めて読んでびっくりした。13歳の子供がこんなに思慮深くなるものだろうか…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第9回】久富 みちよ
ボートツアーで表示されたタイを中心とするアジアの地図を前にガイドが語ったことは初めて知る日本の歴史だった
-
エッセイ『南半球の三日月』【第8回】久富 みちよ
アジアののどかな水田風景を走る豪華列車「オリエント急行」に思わず…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第7回】久富 みちよ
素粒子とはそれ以上分割できない粒子だが、結局のところ、素粒子っていったい何だ!?
-
エッセイ『南半球の三日月』【第6回】久富 みちよ
「袖振り合うも多生の縁」を実感した一人旅。親切な人達との出会いは宝物
-
エッセイ『南半球の三日月』【第5回】久富 みちよ
サンティアゴ巡礼で厳かなミサに感動。今まで知らなかった世界を知る旅
-
エッセイ『南半球の三日月』【第4回】久富 みちよ
目の前を行く韓国人3人組に日本語で「微妙な三角関係」と話しかけると…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第3回】久富 みちよ
小さなバルで食事をしていると…カミーノで出会った唯一の日本人
-
エッセイ『南半球の三日月』【第2回】久富 みちよ
「石を積んだ家が並ぶ中世のような村」に「小高い丘」。飽きることない景色に抱かれて
-
エッセイ『南半球の三日月』【新連載】久富 みちよ
アイスランドにイスタンブール…世界への興味を搔き立てたのは「教科書」だった