例えばキッチンには、「バターがなくなってきた。もうお菓子を作ることはできない」、屋根へ通じる階段には、「鳥は自由に行きたいところへ行けるのに、私は外に出ることすらできない」というように日記から抜粋されたさまざまなアンネの言葉が展示されていた。すすり泣きの声がいくつか聞こえ、私も目頭が熱くなった。隠れ家を一通り通り抜けると資料館になっていて、生存者の声や父親自身が説明している画像などがある。アンネ…
[連載]南半球の三日月
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エッセイ『南半球の三日月』【第10回】久富 みちよ
アンネの日記を初めて読んでびっくりした。13歳の子供がこんなに思慮深くなるものだろうか…
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エッセイ『南半球の三日月』【第9回】久富 みちよ
ボートツアーで表示されたタイを中心とするアジアの地図を前にガイドが語ったことは初めて知る日本の歴史だった
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エッセイ『南半球の三日月』【第8回】久富 みちよ
アジアののどかな水田風景を走る豪華列車「オリエント急行」に思わず…
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エッセイ『南半球の三日月』【第7回】久富 みちよ
素粒子とはそれ以上分割できない粒子だが、結局のところ、素粒子っていったい何だ!?
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エッセイ『南半球の三日月』【第6回】久富 みちよ
「袖振り合うも多生の縁」を実感した一人旅。親切な人達との出会いは宝物
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エッセイ『南半球の三日月』【第5回】久富 みちよ
サンティアゴ巡礼で厳かなミサに感動。今まで知らなかった世界を知る旅
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エッセイ『南半球の三日月』【第4回】久富 みちよ
目の前を行く韓国人3人組に日本語で「微妙な三角関係」と話しかけると…
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エッセイ『南半球の三日月』【第3回】久富 みちよ
小さなバルで食事をしていると…カミーノで出会った唯一の日本人
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エッセイ『南半球の三日月』【第2回】久富 みちよ
「石を積んだ家が並ぶ中世のような村」に「小高い丘」。飽きることない景色に抱かれて
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エッセイ『南半球の三日月』【新連載】久富 みちよ
アイスランドにイスタンブール…世界への興味を搔き立てたのは「教科書」だった