タージマハルは最悪だった。ここでも訳のわからないトリクルダウンに悩まされた。満月だったので夜の入場可ということで出発を遅らせた。アグラに着いて、アグラ城とタージマハルを見学する予定だった。まずはアグラ城。しかし夜のチケットが取れずあちこちに連絡しているうちに1時間半が経過していた。アグラ城は無理だが、タージマハルの案内人が来るから待て、と言う。「案内人なんかいらない。一人で勝手気ままに見るから」…
[連載]南半球の三日月
-
エッセイ『南半球の三日月』【第14回】久富 みちよ
美醜入り混じるタージマハル。到着するやいなや声をかけてくる観光案内人、一息も付けぬ見学を強いられ.....
-
エッセイ『南半球の三日月』【第13回】久富 みちよ
涙がにじんでくる。嗚咽すら漏れそうになった。何も信じるものがない私には想像すらできない崇高な世界がそこにはあった。
-
エッセイ『南半球の三日月』【第12回】久富 みちよ
日本人は恰好の餌食? なぜかタクシーから降ろされ、リキシャに乗って路地を進む。案内されたむせるようなスパイス店を抜けると...
-
エッセイ『南半球の三日月』【第11回】久富 みちよ
インドの交通渋滞ぶりはまさにカオス。4車線の道路を5車線で走り、自動車、三輪車、自転車、バイク、牛まで歩いている!
-
エッセイ『南半球の三日月』【第10回】久富 みちよ
アンネの日記を初めて読んでびっくりした。13歳の子供がこんなに思慮深くなるものだろうか…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第9回】久富 みちよ
ボートツアーで表示されたタイを中心とするアジアの地図を前にガイドが語ったことは初めて知る日本の歴史だった
-
エッセイ『南半球の三日月』【第8回】久富 みちよ
アジアののどかな水田風景を走る豪華列車「オリエント急行」に思わず…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第7回】久富 みちよ
素粒子とはそれ以上分割できない粒子だが、結局のところ、素粒子っていったい何だ!?
-
エッセイ『南半球の三日月』【第6回】久富 みちよ
「袖振り合うも多生の縁」を実感した一人旅。親切な人達との出会いは宝物
-
エッセイ『南半球の三日月』【第5回】久富 みちよ
サンティアゴ巡礼で厳かなミサに感動。今まで知らなかった世界を知る旅
-
エッセイ『南半球の三日月』【第4回】久富 みちよ
目の前を行く韓国人3人組に日本語で「微妙な三角関係」と話しかけると…
-
エッセイ『南半球の三日月』【第3回】久富 みちよ
小さなバルで食事をしていると…カミーノで出会った唯一の日本人
-
エッセイ『南半球の三日月』【第2回】久富 みちよ
「石を積んだ家が並ぶ中世のような村」に「小高い丘」。飽きることない景色に抱かれて
-
エッセイ『南半球の三日月』【新連載】久富 みちよ
アイスランドにイスタンブール…世界への興味を搔き立てたのは「教科書」だった