【前回の記事を読む】終末期ケアへの宣告…それでも病室で噛り付く玉蜀黍は夏の味がしたこのとき病院へは兄と二人で行くよう打ち合わせを進めていたが、哲生から「風邪を引いて行かれなくなった」と連絡が来たので、結局布由子は一人で高速バスに乗った。病院に着いて洸太と絵里と顔を合わせたが、諭は突然子どもたちが度々訪れるようになったことを訝(いぶか)しんでいる、と後で沙織から聞いた。病室から出て三人で歩いている…
[連載]スノードロップの花束
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小説『スノードロップの花束』【最終回】
実の子供からの見舞いすら拒否する男が、姉との面会を求めた理由は…
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小説『スノードロップの花束』【第20回】
終末期ケアへの宣告…それでも病室で噛り付く玉蜀黍は夏の味がした
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小説『スノードロップの花束』【第19回】
闘病しながらも役目を果たそうとする父に、息子は軽薄な一言
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小説『スノードロップの花束』【第18回】
【小説】一、二か月の余命という宣告が当たらなかった「皮肉な理由」
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小説『スノードロップの花束』【第17回】
【小説】「治療の手立てがもうない」夫には伝えられない余命
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小説『スノードロップの花束』【第16回】
嫁の急逝後に、妻が要介護、息子は急性骨髄性白血病に…
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小説『スノードロップの花束』【第15回】
【小説】弟の命は仕事より大事…「骨髄移植」を決めた姉の覚悟
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小説『スノードロップの花束』【第14回】
【小説】家族に次々と重なる不運。再婚を控えた弟が白血病に…
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小説『スノードロップの花束』【第13回】
【小説】白血病の弟へ贈る本をどうしても選べなかったワケ
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小説『スノードロップの花束』【第12回】
【小説】絵画教室の先生に明かされた「マドンナの絵」の真相
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小説『スノードロップの花束』【第11回】
【小説】勉強も仕事も完璧なのに…彼女の「唯一の悩み」とは?
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小説『スノードロップの花束』【第10回】
【小説】三回結婚したけど、好きな人とは「無理」だったワケ
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小説『スノードロップの花束』【第9回】
社会人歴10年近くの女性。通い始めた絵画教室での講習で…
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小説『スノードロップの花束』【第8回】
母は「商店街のマドンナ」…美形一家に生まれた少女の悩み
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小説『スノードロップの花束』【第7回】
リップサービスは一流ね、愛人が三人いるだけのことはあるわ。
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小説『スノードロップの花束』【第6回】
「君の結婚の話、白紙に戻してくれないか」「関係ないでしょ」
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小説『スノードロップの花束』【第5回】
「課長、愛人2、3人はいます」「責任とって貰いましょうか」
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小説『スノードロップの花束』【第4回】
「結局親の思惑通りにはならない」子育てに悩み抜いた母の悟り
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小説『スノードロップの花束』【第3回】
「ずいぶんコンサバな中年になったね」ほんとうの自分は。
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小説『スノードロップの花束』【第2回】
「カナダから来た10代の姉弟」を急にあずかることになり…
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