【前回の記事を読む】学校にまでサラ金業者が来て、私のフルネームを叫ばれた。「〇〇の父親はお金を返さない卑怯者でぇす!」同級生にも聞かれたが…ただ、寿荘は築五十年を超える古い建物で、床下が深くて八十センチほどはあった。床板はあちこちで穴が開きそうなほどにベコベコで、廊下をうっかり走ると床板を踏み抜いてしまう危険すらある。一度、おトキさんには内緒で踏み抜いたことがあるのだけれど、床板にすっぽり股下ま…
[連載]鬼がくれた奇跡
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第10回】間﨑 由美
父から逃げてきた私に母は「もうお前の面倒は見られない」と、2万円だけくれた。私は高校に通いながら1人で生活することに…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第9回】間﨑 由美
学校にまでサラ金業者が来て、私のフルネームを叫ばれた。「〇〇の父親はお金を返さない卑怯者でぇす!」同級生にも聞かれたが…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第8回】間﨑 由美
1円玉と5円玉が詰まったビニールを持って、同級生が働くコンビニへ…父の裏拳で顔が腫れたままの私を見て、察した同級生は…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第7回】間﨑 由美
父特製・鱗カレー。尾頭ごと鯛が煮込まれていて、無数の鱗が口内にへばりついた。隠れてトイレに流そうとした瞬間…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第6回】間﨑 由美
父の最悪の“英語の授業”…「箸は英語で?」兄はいつも答えられず、風呂場に連れていかれた。鼻血で部屋を汚さないための風呂場へ…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第5回】間﨑 由美
友達にいい顔をしたかった兄は「良いモノ見せてやる」と、何度も友達を家に呼んだ。標的は、私と妹だった。部屋に閉じ込められ…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第4回】間﨑 由美
久しぶりに父を見た。猫撫声で「今どこに住んでるの?」と囁かれ、母の間男の家を指さしてしまった。その夜、窓が砕け散る音が響き…
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第3回】間﨑 由美
母が妹だけ連れて家出して、私は父と2人暮らし…完全にイカレた父が木刀を振り上げた。〈本気じゃん、やられる〉振り返らず走った
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【第2回】間﨑 由美
「まずい」と思った。酒に酔った父が、遠足の時買った“あるもの”を持ち出してきて…気が付くと〈あれ?いつ、こうなったんだっけ〉
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エッセイ『鬼がくれた奇跡』【新連載】間﨑 由美
台所で私に背を向けた父に、何度も、持っていた包丁を向けようとした。〈この人さえいなくなれば〉それしか考えてなかった。