【前回の記事を読む】「誰の部屋?私は一人っ子のはずなのに…」自宅の開かずの部屋に入ると、そこには男子用の家具が用意されていて…私は喫茶店でコーヒーを飲みながら、ネコニャのことをぼんやりと思い出していた。カウンセラーに話したことは、もう秘密ではなくなっているから、現実の私もけっこうそこまでの事柄を、たいしたダメージもなく思い出すことができた。家中を開放されたネコニャは、それでも野放図に動き回るわけ…
[連載]壺を抱いたネコニャ
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小説『壺を抱いたネコニャ』【最終回】柊 あると
その夜は丁寧に抱き合った。知り尽くしているサイズを確認するように。知らなかったサイズを覚えるように。何度も何度も…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第11回】柊 あると
「誰の部屋?私は一人っ子のはずなのに…」自宅の開かずの部屋に入ると、そこには男子用の家具が用意されていて…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第10回】柊 あると
失踪した母は市松人形が趣味だった。7年間放置していた"母の楽しみの部屋"のドアを開けると、そこには…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第9回】柊 あると
寒くて眠れないと彼に伝えたら「一緒に寝てあげる」と言って、背後から身体に両腕を回して擦り寄ってきて…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第8回】柊 あると
8歳年下の猫みたいな男子が「僕を拾って」と言っているようだった。彼を拾って一緒に暮らすことになり…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第7回】柊 あると
彼の胸に頬を押しつけたい。抱きしめたい。背中に指を這わせたい。唇で胸に触れてみたい。その衝動を隠し続けると…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第6回】柊 あると
彼が期待に胸を膨らませているかのように、風が薄い胸にシャツを張り付けたり膨らませたりしてはしゃいでいた
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第5回】柊 あると
「近づくと逃げるんだもの」彼の上目遣いの表情が悲しげで、罪悪感が込み上げた。悪気がないことを伝えると彼は…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第4回】柊 あると
男としては弱すぎる雰囲気の彼から目が離せなかった。彼が近づいてきただけで、顔が真っ赤になって、汗が胸の谷間を…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第3回】柊 あると
「バイバイ」と言った彼は、それっきり帰ってこなかった。2人で心地よい生活をしていると思い込んでいた…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【第2回】柊 あると
少年特有の華奢な筋肉と大人の男の長さを持った腕は、アンバランスな魅力を漂わせていて…
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小説『壺を抱いたネコニャ』【新連載】柊 あると
「永遠のさよならなんてさ、けっこう簡単にできるんだ」彼はそう言って立ち上がり、部屋のドアに…