電話があってから相談所の職員と逢う三日後の約束の日まで雅代は、幹也の顔を思い浮かべながら不安な日々を過ごした。雅代は、約束した日時に児童相談所の上原と名乗る女性職員と大阪難波駅の改札口で落ち合い、落ち着いて話のできそうな駅近くの喫茶店に入った。「あそこにでも座りましょうか」上原は喫茶店のレジから離れた奥まった四人掛けの席に雅代を誘った。隣の椅子に脱いだグレーのチェスターコートを置き、椅子に座る…
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