大学獣医学部の二年生の頃、きっかけで医学に目覚め、医学部への再受験に幸運にも合格して、私は医学への道を歩み始めました。無医村医療を経験し、与論島では七二〇〇人の人口に対して、医師は私一人という状況の中で、医療の現場の厳しさを体験するとともに、医師は患者のそばで、「病める人びとのために」あらねばならぬという信念をいだくようになりました。その後、生まれ故郷の沖縄に戻り、一九七三(昭和四八)年に、沖縄…
新着記事一覧
-
エッセイ『ひたすら病める人びとのために(上)』【新連載】
沖縄セントラル病院理事長の歩みの記録。「現場に身を置く」大仲医師の心。
-
小説『旅するギターと私の心臓』【新連載】松原 良介
失語症になった主人公。傘という単語が出てこない、ジレンマ
-
健康・暮らし・子育て『ヒューマンファーストのこころの治療』【新連載】榎本 稔
生活費のために売春をしている女子中学生がいる
-
ビジネス『スマートゼネコンマン~残業なしで成果を出す次世代現場監督~』【新連載】中根 義将
いちいち落ち込んでいては、心が持たない
-
歴史・地理『天才の軌跡』【新連載】堀口 尚夫
筆者は何故、『天才の軌跡』を記したのか――前書き
-
評論『分譲マンション危機』小林 道雄
恐ろしい…自分の住まいが「ゴーストマンション」になるワケ
-
小説『尼崎ストロベリー』【新連載】成海 隼人
少女のように笑うオカン