【前回の記事を読む】「自明さとは、ほかならず、言葉の意味を鵜呑みにすること」ちなみに、「明晰なる無知」との比較でいえば、先ほどの”花の美しさ”は、「混濁こんだくした無知」が、意識の反省の光がたまたま届いていない存在の一隅いちぐうにおいて、「花」という言葉ないし知識に寄生し、巣食っているのである。これは、我々の思考は、せいぜい自然や歴史、社会、あるいは精神世界といった、実在の無限の広袤こうぼうのご…
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評論『小林秀雄の思想 —より自由な人生のために—』【第3回】西石垣 見治
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小説『UNDERMAKER!』【第4回】南 千晶
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俳句・短歌『句集 八ヶ岳南麓』【第69回】浅川 健一
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エッセイ『奇跡の一歩 全身ジストニアに翻弄された“私の青春”』【第2回】三石 未央
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実用『最高の人生を創造する言霊&ストレッチ』【第18回】山﨑 憲子
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小説『ライオンと鐘鳴らす魔道師』【第7回】NuMYasu
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小説『笑生』【第4回】大宮 雫
父に連れ去られた見知らぬ部屋で…「お母さん、早く帰りたい」
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俳句・短歌『茜色の空』【第13回】有波 次郎長
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エッセイ『言語能力2歳の自閉症 正社員となる』【第8回】よしえつ さえ
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実用『 世界の現状と互立主義―貧困と戦禍のない社会』【第3回】
恐ろしい…金融機関の間での暗黙の了解事項「儲かる時にはドーンと大きく儲け、損をするなら巨額の損失をする大博打を打て」の真相
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小説『香俱耶という女性』【新連載】
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エッセイ『れひはのけんし』【第3回】道木 竹士
長年の肉体労働で上がらない肩…体を回復させた現代医療に感慨
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エッセイ『座敷わらしのいる蔵』【第6回】高橋 みどり
少女の初恋物語「この人と、ずーっといっしょにいたいなー」
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小説『松永久秀~天下兵乱記~』【第35回】児玉 望
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第3回】新妻 健
人生は儚いものであるからこそ…仏教的「夢幻泡影」の考え