【前回の記事を読む】「この子の息が止まったらどうしよう」ただ生きようとする呼吸だけが続く、一刻を争う事態。私も救急病院に向かったが…本当は子どもたちが、身をもって教えてくれていた職員として大切なことを真っ向から受け止めることができず、逃げ出したかっただけなのかもしれません。いや、きっとそうでした。私は、後先を何も考えないで、感情的にというか感傷的に退職してしまいました。私は自分の置かれた状況に耐…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【最終回】村瀬 俊幸
「迷惑をかけた」という言葉では、決して償えないことをした。出産を目前に控えた妻がいるのに、私は再就職する気も起きず…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第18回】野元 正
「命の恩人」の菩提樹の下で、高校から24歳まで付き合った元彼とデートの別れ際に別れを惜しんでよく話し込んでいた…
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小説『感染症を題材とした小説の世界』【第8回】松下 美高
【『首都感染』あらすじ・感想】首都圏封鎖。封鎖エリア内の病院では感染者が殺到し、医療崩壊。「強く心を打たれた。だが…」
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小説『聖なる川のほとりで』【第11回】飯島 恭広
インドの下痢は洗礼。「私はイギリスから持ってきた薬を飲んでいたけど、一か月以上治らなかった。でも、インドの病院に行ったら…」
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第18回】野村 よし
その先生は、自分が射つクスリを「効かないよ」とか、これから手術を受ける者に「間違えば死ぬよ」とか言う。非常識にも思えるが…
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エッセイ『知らぬが佛と知ってる佛』【第11回】丹澤 章八
ある日、厚生省入省の要請があった。当時30歳、この青二才に何ができるのかという否定的な雰囲気が漂い......
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第20回】かおる
DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【最終回】鏡本 ひろき
まさか。お腹に赤ちゃんがいる? 胎動が感じられた。浅はかだったかもしれない…私は、本当に彼と共に人生を歩みたいの?
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小説『ミネルヴァの梟』【最終回】御田 観月
「お父さんは選挙に立候補する。みんなの意見を聞きたい」―沈黙が家中を支配した。ただ一人、義母は、娘の家族を必死に守ろうと…
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第10回】天馬 ときわ
継母はひどい奴や。実の子には贅沢に食べさせて、俺には「今日お米ないから、おまえ隣の家にお米借りにいってちょうだい」
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評論『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』【第9回】児井 正臣
無理に人が住んでしまった?100万都市を形成するための地形的条件を満たしていない広島。
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評論『強く生きるには』【第10回】畠山 隆幸
【詩六篇】「家が恋しくて 必死でリハビリに励んだ 今入院病棟の外で 汗をかきながら草刈りをする 遠く望郷の思い」
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第20回】村瀬 俊幸
「この子の息が止まったらどうしよう」ただ生きようとする呼吸だけが続く、一刻を争う事態。私も救急病院に向かったが…
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小説『奇譚空間』【第10回】八豆 うらり
「出版社に持っていけば高く売れる。5000万でお前のご両親に買ってもらってもいいよ」「よこせ!」デジカメを取り合っていたその時…
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小説『薄紅色のいのちを抱いて』【第17回】野元 正
衝動的に丸椅子を持ち出して枝に寝間着の腰紐をかけ丸椅子を蹴ると「馬鹿なことするんじゃないわ。生きるんよ」と未知の声が…
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小説『フェイス⑤』【第10回】ゆきもり りょう
【マンガ】今度の彼女の役、どんな役か知ってる? “恋人に裏切られて逃げられた女”の役。面白いくらいタイミングいいでしょ?
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小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【最終回】白金 かおる
勤める高級ブランドショップの客だった年配男性とお付き合い。あることがきっかけで束縛されるようになり、突然別れを告げられた
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第17回】野村 よし
妻の手術まで50日。私は、緊急ではないことを希望的にとったが、妻は「病院は、どうせ手遅れや、思うとるんちゃうかな」
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小説『三代の過客』【第10回】大村 泰
第二次世界大戦中、いわゆる「最後の早慶戦」の応援席に祖父はいたという。野球が「敵性スポーツ」だとして公式戦が開けないなか…
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第19回】かおる
今までで一番ひどく殴られ蹴られ、髪の毛を持って家中引きずり回された日、発作的にアレルギーの薬を一瓶全部飲んでしまい…