それから数か月はあわただしく、その間に息子も渡米したが、それ以外は何をしていたかも思い出せない。
もうすぐ一年の今、よく観るTVはもっぱら、かまいたちかダイアンの番組で、それ以外のお笑い番組でいえば『座王』を観ている。
なかなか寝付けないのは今もだが、観ている時間は3分の1くらいになったし、部屋が真っ暗でも眠れるようになった。
夜中に泣いて起きることもなくなった。時々うなされるが、それはパパがいる時からで、その都度起こしてくれるのが今は娘である。本当によくできた子供たち。
で、私みたいにいつまでもくよくよして、白黒の中にいる人に、大丈夫だよ! 私も一緒!と伝えても全く安心はできないだろうが、「そうだよね!そんな感じあるなあ」と一瞬でも共感して、その時だけでも、その人の心がふわっと数ミリでも浮いたらいいなあ、と思い、このような文章を綴ってみた。
人間は忘れたくなくても、“その人”の匂い、手触り、声のトーン、話したこと、行った場所、過ごした大切な時間、それらの細かなところはいろいろ忘れるくせに、心の傷はくっきりといつまでも残していく。だから、無理に乗り越えなくてもいい。
後悔だけで心を重くするよりも、あなたを残して今も心配している“その人”は、“あなた”が日々を生き、誰かのために何かのために過ごし、その大好きな笑顔が自分といた時のように輝くことを願っている。
もしそれができたら、大事なその人は、安心して空の上に行ける。旅立たせることが残された者のやるべきことだと今は思う。そばにいつまでもいてほしいと願うよりも、ゆっくりと空から見ていてもらおう!もう、心配させるのはやめよう。