本人への診断告知を考える
これまでは主に保護者への診断について述べてきましたが、適切な時期には本人への診断告知が必要となることもあります。特に、本人が「周囲との違い」に気づき始め、説明を理解できる段階にあることが重要です。また、本人の状態が落ち着いているタイミングを選ぶことも大切です。
告知の際には、あらかじめ保護者から「その子の得意なこと」「苦手なこと」を詳しく聞き取り、それをもとにポジティブな雰囲気で伝えるよう心がけます。子ども自身の良い点や、苦手な部分とその工夫の仕方などを具体的に説明します。告知は小学5年生から高校生の間に行うことが多く、当院ではこれまでに250人以上の子どもに診断を伝えてきました。
告知後には2〜3回の個別勉強会を実施し、「あなたにはこういう良さがある」「こういう特性があるから、こんな工夫が有効」といった自己理解を深める支援を行います。
100人中数人程度は一時的に落ち込むこともありますが、ほとんどの子どもは「なるほど」「そういうことか」と納得し、前向きなきっかけとして受け止めてくれます。これは、信頼関係を築いたうえで行っていることも大きいと感じています。
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ゴールドライフオンライン(GLO)編集部:glo_henshu@gentosha.co.jp