【前回の記事を読む】「壁に手をついて足を少し広げて」デリケートゾーン用を使われ思わず声が。すると、彼のスイッチが入ってしまい…

『みつきさんへのマッサージの始まり』【セラピストK】

シャワーと歯磨きを済ませ、みつきさんをベッドへとエスコートする。

彼女はとにかく優しく癒されたいとのご希望。

少しでも強引にせず、壊れ物を扱うように細心の注意をして少しずつお客様に触れていく。〝fragile〟のように。

まずはうつ伏せから、指圧マッサージ。お風呂で温めた体をさらにほぐすために、足の先からゆっくりと指圧をしていく。

「強さは大丈夫?」

「うん。気持ちいいよー」

足から腿裏へ、腰から肩へそして腕まで。そして、鼠径部も少しだけマッサージをする。

女性は少しドキッとするかもしれない。けれど、ただ鼠径部をほぐすだけ。

次はオイルマッサージ。こちらも足裏からふくらはぎにかけて、オイルで滑らかにマッサージ。手のひら全体を使ってリンパを流すようなイメージで。

「少し上げるね」

バスローブにオイルがつかないように、バスローブをめくり上げて、臀部から腰のマッ

サージに移る。

「バスローブの袖を外せる?」

と声を掛けて、みつきさんを全裸にする。

もちろん脱がせるときも、しっとりとゆっくりと。そして、背中から肩へかけてのオイルマッサージ。

この辺りから、みつきさんは女性らしい反応をし始めた。

「一度、起き上がって座って」

後ろから腰に手を回し、キスをする。はじめは軽めのキス。お客様によっては、ディープキスがあまり好きではない方もいるから、ここは慎重に。少し舌を入れてみると、すっと受け入れていただけた。

みつきさんは、キスが好きなようだ。キスをしながら指を這わせて胸元へ。簡単に乳首は触らない。〝いつ、乳首を触られるのだろう〟とそのタイミングを待つ女性への少しの焦らし。

それから、乳首を攻める。彼女から甘い吐息が溢れた。

次は、片手を陰部へと滑らせる。お腹の辺りを弄りながら、クリトリスへの優しい刺激を与える。

「上向いて寝られる?」

恥ずかしそうにベッドに仰向けになるみつきさんを包み込むように自分の体を寄せ、一息。目を合わせてから、ディープキス。

首元から耳を舐め、そこから彼女の手を握りしめて少し強引に腕を上げる。脇を舐める。

「いや?」

「いやじゃない」

お客様が少しでも嫌だと感じる施術は絶対にしたくない。だから、マッサージの最中にも少しずつ、確認をしていく。

確認するときの話し方も威圧感を与えず、でも少し低めの声で。

そこから胸元へと唇を這わせていく。ここでも乳首へはすぐにはいかない。うんと焦らした後、乳首を優しく、そして激しく舐める。

感じるお客様は、

〝だめ〟〝いや〟

と声にすることもあるが、本当に嫌なのか、それは反応を見て判断していく。

ここからが本当の性感マッサージ、体もほぐれ、今のみつきさんの中にあるのは、緊張ではなく、快楽への期待。

どこまでお客様を満足させられるか、これがセラピストの評価となる。