ここまでで、お客様からの「立替金の回収(売上)」が経営の前提であることの認識が必要であることを説明しました。

次に、企業経営の中で「融資調達借入金」がどのように増減するかについて説明していきます。

この理解を深めることで、漠然としていた「融資調達借入金」の残高について、より具体的で明確な認識を持つことができるようになります。

・「預り資金借入金」「運転資金借入金」「在庫資金借入金」の増減について

企業が事業を継続する限り「預り資金借入金」「運転資金借入金」「在庫資金借入金」は常に必要です。

これらの借入金は、企業活動が終了し、供給者への支払いがなくなった場合に、お客様からの「立替金の回収(売上)」を通じて最終的に返済されるものです。

事業が成長し、規模が拡大するに伴い「預り資金」「運転資金」「在庫資金」はそれに比例して増加します。

成長に伴う追加の資金需要を満たすために、企業は融資者や出資者から資金を調達しなければならず、その結果として借入金が増加することになります。

重要な点は、融資者に対して、決算書や事業内容を通じて、増加している借入金が「預り資金借入金」「運転資金借入金」「在庫資金借入金」であることを明確に説明することです。

これは、事業の継続性や成長に伴う資金需要を反映したものであり、企業が事業を縮小または停止しない限り、元金返済が不要である性質のものであると理解してもらうためです。

融資条件の交渉では、元金返済をしない、実質的な長期間の返済猶予を求めることが重要です。

 

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