【前回記事を読む】推しの控室に忍び込もうと中をのぞいたら、女の人がいた…うつぶせで動かないその女性を見て「この人もしかして…」
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「早速ですがお聞きします。今日、城東警察署に相談にきましたよね?」
田中可奈子は
「はい。友達の彩ちゃんと知佳ちゃんの3人で……」
俺は
「その相談の後、一応現場を見に行ったんですが……肝心の死体が無かったんです。それでこうして事実確認に来たわけです。死体を見たことに間違いはありませんか?」
田中可奈子は
「私一人じゃなくて3人で見たから間違いないです。女の人がうつぶせで……頭から血を流していて……他の子にも聞けば分かります!」
俺は頷き
「部屋の中の様子はどうでした?」
と尋ねると田中可奈子は少し考え
「確か……死体の側に灰皿が落ちてたような? ……ガラス製でした」
俺は新たな情報をメモ帳に書き込んでいく。そして
「他には何か気がついたことは?」
と尋ねた。田中可奈子は
「混乱していて、よく覚えていません。そして、知佳ちゃんが女の人に近づこうとした時、廊下の奥の方から声がしました」
俺は
「その声はなんと言っていたか覚えていますか?」
と尋ねた。田中可奈子は考え込み、自信なさげに
「多分……『落ち着かせろ!』とか『電話したのか?』とかだったと思います。……そうだ! その後、別の人の声で『もうすぐ来るそうです』とも言っていたような?」