【前回の記事を読む】日本でキリスト教が馴染まない理由——日本人は、神に「御利益」を期待するが、欧米人は異なっていて…
第2章 カリスマが欠かせない欧米社会
欧米社会は三角形の仮説社会になっている
見えない原理や本質、そして神等を頂点に置いて発想する欧米人の演繹思考は、私たち日本人にとっては煩わしく、面倒な思考になります。
だが、ヨーロッパは狭い地域に多くの国々が集まる複雑な地政学条件下にある社会です。それぞれの国が自国の考えを直接相手国に伝える二面思考ではラチが明かず、相手国への理解を得る事が難しくなります。
これを受けヨーロッパ人の思考は、原理や本質、そして神等を頂点にする演繹思考となるものです。ヨーロッパ人の話は、原理や本質、神を頂点にし考え話す事から具体性を欠き、日本人には分かり難い話となります。
私事になりますが、イギリスの友人と会話をすると、私は演繹思考で話す友人の話が通じなくなる事が多くあります。その対応として私は友人の言いたい事を三角形のチャート図にし、それを友人に見せて会話を促進したりしています。
逆に私の話が「分かり難い」と友人が感じていると、私は自分の考えを三角形のチャート図にして大事な事や解決すべく考えを頂点に置いて話をしたりします。すると友人は「ニヤリ」と笑みを浮かべ、私の説明を理解してくれます。
私が三角形のチャート図にして話す手法のヒントは、カリスマ的存在だと言われるアメリカ連邦理事会(FRB)の理事長が行っている三角形のモデル図の手法(アメリカの生産や雇用、物価高、インフレ率等の現象を前提に、アメリカが採るべき金利、金融政策を頂点にして国民に説明する三角形のモデル思考)を真似てのものです。