【前回の記事を読む】これも広報の仕事!? 企業の問題事案に対する「危機対応広報」で必要なのは、事案が発生する前のリスクマネジメントと…

第1章 危機対応広報の仕事とは

基本①=言葉の定義

多岐にわたる広報の仕事

続いては、「広報」の仕事全般についてです。広報にはどんな種類の仕事があるかについて、ごく簡単に整理しておきましょう。

実際に、いつ起こるかわからない危機対応だけに当たっている広報の人は、まずいないでしょう。

広報部に所属する多くの人は、危機対応以外の広報業務にも当たっていると思います。多岐にわたる広報の仕事は、大きく「社内広報」と「社外広報」にわかれます。

「社内広報」は社内報などの情報発信で、社内に自社の活動や理念を浸透させ社員のエンゲージメントを高め、社員同士のコミュニケーションを促すのが狙いです。

実は、危機対応の際に意外とこの社内の活動についての情報が大事になります。

私が勤めていたのは、テレビとラジオ兼営局で番組やイベントが多岐にわたり、危機事案でいきなり記者から取材を受け、「ウチに、そんな番組、イベントあった?」と思うこともありました。でもほとんどは、社内報の仕事にも関わっていたため、基本的な情報を大抵は知っていて、助かりました。