もう一方の「社外広報」は、社外に向けての情報発信です。
メディアにアピールし、記事や番組に取り上げてもらうパブリシティ業務、それに加え顧客や取引先など社外の幅広いステークホルダーに向けて直接、情報を発信することです。いずれの業務も自社のブランドのイメージアップを目的としています。
今やこれが、広報のメインの仕事という会社が多いでしょう。社外広報はその他に、株主・投資家に向けて経営理念や方針を説明し、財務状況などの企業情報を伝える「IR(Investor Relations)広報」があります。
企業価値を理解してもらい資金調達、自社株への投資判断に必要な情報提供をするのが目的です。最近は企業の説明責任が問われ、重要性が増しています。
IR広報でも企業価値に影響する事故や不祥事など「危機事案」についての説明を求められます。特に現代は、企業の倫理についてのルールも厳しくなり、投資家も敏感に反応しますから、危機事案についてもしっかりとした説明が必要です。
「広告・宣伝」と違う「広報」の強み
「広報」と同じく、社外に情報をアピールする仕事に「広告・宣伝」があります。
「広報」は英語で「PR(Public Relations)」、宣伝は「Advertising」となりますが、日本語で使われているPRという言葉には、宣伝的意味合いが強いように思います。
あえて私がこの違いにこだわるのは、「広報」という言葉が、よく「広告・宣伝」と一緒にされてしまうのですが、この2つには明確な違いがあるからです。