俳句・短歌 エッセイ 歌集 エッセイ 短歌 2026.04.05 「しなる筆 恋文手にし しなり筆 硯すり減り 進まぬ一筆」【短歌】他5首 歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった 【第10回】 出島 美弥子 もう一つ 夜空見上げて 願い星 平和の祈り 両手いっぱい この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 15のエッセイと71の短歌で描かれる心の風景。喜怒哀楽を見つめ、命の輝きと尊さを伝える魂の言葉たち。静かな決意と深い愛情が織りなす珠玉の作品集。※本記事は、出島美弥子氏の書籍『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】手相見る なんてふりして あなたの手 ふれていたくて そうっと包む 「明日のみえない日」 しなる筆 恋文手にし しなり筆 硯すり減り 進まぬ一筆 香りくる あなたの気配 すれ違い 遠くの遠く 逢いにゆきます
小説 『東京フェイクLove♡』 【第21回】 川田 レイ 「個人でお金を払うので、また会えませんか?」…返事を待つ。深夜になって、短く悲しいLINEが届いた。 【前回の記事を読む】まさか私がNG客にされるなんて…毎日何かしらLINEを送ってみるが、前みたいに返信は来なくなった。自宅マンションの仕事用の部屋で眼鏡をかけた流星が醒めた目でパソコンの画面を眺めている。その画面には、真由子が最近1ヶ月流星の個人掲示板に書き込みした通知がずらりと並んでいた。真由子が6月初めに掲示板書き込みを告白した後、真由子に不信感を抱いた流星は、知り合いの業者に頼んで、真由子…
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第17回】 月川 みのり 夫と女の密会を見た私は、雨の中を飛び出した。ベンチでうずくまっていると、ずぶ濡れの夫が現れて「全部説明する」と… 【前回記事を読む】「お願い…5分だけ」中から女性の声も聞こえた。その声は次第に熱を帯びていき…夫は女性と2人きりで一体なにを?どれくらいそうしていただろう。雨音に混じって、足音が聞こえた。ぬかるみを踏む重い足音。東屋の入り口に、ずぶ濡れの雅彦が立っていた。髪が額に張りつき、シャツが体に貼りついている。息が荒い。走ってきたのだ。「よし子さん——」「来ないで」「来ないでと言われても来ます。あなたがこ…