「悲鳴を上げた地球」

……

時遅し

すべては地球上に存在する生物

中でも知能を有する人間

……

なんて愚かな、愚か過ぎる

嘆き

誰にも悲鳴は届かず聞く耳すらもたない

そういうわたしも愚かな人間のひとり

言葉を発するような人間でもない

無念

  

誰が何を言おうとも自身を守ることで精一杯

なんてなんて……生命の愚かさよ今、思い知る

知能を持つもの、良くも悪くも生かすも

  

結論

  

人類すべてを失くすこと

  

そうは言っても、この世に生を受けた奇跡の命

この命を自ら絶つものなどいるはずもない

  

わたしもそのひとり

日々の惨事、世界中で次々起こる目のやり場もない現状

泣き叫び苦しく辛く悲しくどんなに心痛めても、涙しても……

涙して涙して悔しくて、痛みを我慢、我慢、我慢

そう地球は絶えず我慢のし通しできたのだ

きっと我慢することに疲れたのだろう

もうよいのでは、と