わたしは地球に言葉を贈るなら

  

「ありがとうございました」

「長い長い時をお疲れさまでした」

  

そして

「ゆっくり休んで下さい」

  

人間、人として生まれたもの日々当たり前のことではない

  

息をし寝て起き食し排尿排便

健康な人、病に伏せる人、生きることに悩む人

様々な環境の中で様々な思いを持ち生きている、生かされている

当たり前などない

わたしは日が昇るとき、空を見上げて大きく大きく深呼吸をする

朝がきた、と同時にわたしは生きている

日が落ちる瞬間、夜を迎えてまた大きく大きく深呼吸

月夜に星に見られたならとてもしあわせ今日一日生きたこと、感謝の深呼吸を

ありがたい有難い

  

一日たりとも同じはない、同じ空がないのはわかる、当たり前にならば知ろう

  

「当たり前はない、当たり前などない!」

  

わたしは人の話は聞く

よく聞くこと、両親に教わった

聞く耳を持つこと、大事だと

  

随分前に感じたあの日の夕日