【前回の記事を読む】『歌集 いのちの名 明日のみえない日もあった』より短歌4首他。「静か朝 染まる朝焼け 朝景色 朝もやの中 朝ひとりじめ」

「ぷっくら咲いたよ」

待ち遠しく……

 

……季節がやっときた

 

冷たく寒い冬に耐えて、越えて

今年の桜はもうぷっくらぷりぷり

いくつものつぼみを伴いぽっぽっぽぽわっと花を咲かす

 

もう見事としか言いようがない

かわいくて美しくて

ひとひらひとひらキレイで綺麗で桜の生命力を感じとる

 

今日の空にとても似合う

見事なまでの共演美

 

「わたしを見て!」

誇らしげに言う