その綺麗な鳥が口を開きました。
「私はベーリング海からモユルリ島にやって来た、エトピリカという渡り鳥。皆にはオイラン姉さんと呼ばれているよ。私はね、一か所で過ごすのが嫌でさ、毎年北海道に渡って来ては、あちこちを旅するんだよ。今日は阿寒湖から帰って来たばかりだよ」
と優しく話してくれます。
キモッペは嬉しくなって
「ボクもお母さんに巣穴を追い出されて、摩周湖からひとりで旅を続けて来たんだ。友達になってくれるよね?」と頼みました。
乳牛のホル母さんが「オイラン姉さん、友達になってあげなよ!」と尻尾を振りながら応援してくれます。
「分かったよ。でもキツネは空を飛べないだろう。どうして友達になれるんだよ。ホル母さんはいつもこの牧場にいるから会いに来るだけで良いんだけど。これから何をしたいんだい?」
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