【前回の記事を読む】「まぁいいか」は上手くいかないときの魔法の言葉! 「〇〇してはいけない」「こうあるべき」を手放すと楽になる

第一章 心が動いた時

11 覚醒~私が夜中にインスタントラーメンを食べる理由

「最後だから」私の母の口癖です。

最後だからあそこへ行ってみたい。

最後だからこれをしてみたい。

80歳の今に至るまで私は何度この言葉を聞いたか、数えきれません。この間も千葉に住む母妹の家に一人で行くことを決めた母。

やはり「最後だから」と言っていましたが、春に行った時にもそう言って出かけていました。

聞いているこちらは「また言ってる~」といった感じですが、母はいつも本気です。

常に全力で支度し、ワクワクしながら楽しんでいる母の姿を見て、「最後じゃないよ」と思いながら応援しています。

こんな母の影響なのか、関係ないのか分かりませんが、私自身も「今しかない」と思うと、脳が一気に目覚める感じでワクワクドキドキし、落ち着いていられなくなるのです。

そこで今回はワクワクドキドキ感の正体である「覚醒」についてふれてみようと思います。

心理学でいう「覚醒」とは「脳の目覚めの程度」のことで、覚醒が下がるとボーッとした状態になり、上がると興奮した状態になる(人間の脳の一部である「脳幹網様体」がさまざまな衝動によって活力を与えられ、それによってさらに広い範囲の大脳皮質に活力が与えられた結果、覚醒水準が上昇するという仕組みだそうです)といわれています。

この覚醒について、「正常な精神活動には、ある程度の覚醒水準が維持される必要がある」ことを示した法則(ヤーキーズ・ドットソン)があります。

覚醒水準が高くなるにつれ脳は興奮し、精神活動の効率は高まります(清明な意識があり、集中力も十分に発揮)。しかし高くなり過ぎてしまうと、精神活動の効率は逆に低下してしまう(自分の意識をコントロールできない状態)という法則です。

ワクワク感が高めと感じていらっしゃる方は、覚醒水準が上がり過ぎてしまうと注意散漫で落ち着きのない状態になることもあるのでご注意下さいね。

逆に、ワクワクドキドキ感が少なめな方は、脳内ホルモンの「オレキシン」を活性化させることが有効とのことです。

この「オレキシン」を活性化させるためには、「決まった時間にしっかり味わって食事をとる」ことが大変有効とのことです。

夜中にラーメンは魅力的ですが、ワクワクドキドキ感がなくなってきた方は、次の日の朝食を充実させ、是非ワクワクドキドキした気持ちでその時を楽しみになさって下さい。

ということで、ワクワクドキドキ感の強めな「覚醒水準」が上回り気味の私は、覚醒水準を下げて意識をコントロールできるよう、久しぶりに夜中のカップラーメンを味わって頂くことに致します(注・エビデンスはございませんので参考になさらないようお願いします)。