12 生きているからこそ
人はそれぞれに見ている世界が違います。
同じ状況でも笑えることもあれば、どうして自分だけがこんなに辛い目に遭うのだろうと疲弊してしまうことも。
疲弊している時はどうしても視野が狭くなり、その気持ちから抜け出すことが困難になります。
そして、そこから発せられる自分の不幸な思いが時に自分自身の心を掴むこともあります。
世の中をわかっているように感じたり、責任感があると自覚したり、思いやりがあるように感じていたり。
私自身にもこういった思いは多々ありました。
その時の私は他人を心から信頼できず、自分のことすら好きにもなれず、ただ与えられた役割を使命のように感じていました。
心理学を学び始めた頃から、私は思考をフラットにすることが徐々に早くなってきたと感じます。
それは単に思考を論理的に整理できるようになっただけではなく、最大の理由は「学ぶことに集中し、時間を忘れるほどに没頭できるようになったから」だと思っています。
これは「フロー」状態(ゾーン)といい、心理学者であるミハイ・チクセントミハイ博士はこれを「フロー理論」として提唱しています。
私など比べものにならないほどに苦難を抱えて生きてきたヘレン・ケラーは、「太陽に顔を向ければ影はいつでも自分の後ろにいる」と言っています。
彼女は人を救うという信念を持つとともに、時間を忘れるほどそれに没頭できるという能力があったのかもしれないと思うのです。没頭できる何かをすぐに見つけることは難しいかもしれませんし、いつかその何かから気持ちが冷めてしまうこともあるかもしれません。
しかし「生きているからこそ」、それを探し求め続けることができるのです。
そして「探し続ける前向きな姿勢」が自分の求める人との繋がりを構築し、誠実性を高めていくのだと。
悲観的に影を見るのではなく、力強く(時には目を細めながらでも)太陽に顔を向ける。私もそんな生き方を選びたいと思います。
そしてこちらも懸命に生きていきたいと願いながら、ヘレン・ケラーの言葉にまた新たな勇気を頂くのでした。
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