【前回の記事を読む】日本の栄養学の常識崩壊? 「炭水化物50〜65%のエビデンスは?」と学会の重鎮に直接聞いてみた

はじめに

特にテレビ東京の草野仁、東野幸治司会の『主治医が見つかる診療所』には何回も出演しました。

また、『別冊主治医が見つかる診療所』ではレギュラー出演を依頼され、原口あきまさ・いとうあさこ(一緒に糖質制限料理を作る)・藤田由美子・林家三平・バービー・北陽の夫(イタリア料理店シェフの桝谷周一郎氏と糖質制限料理を作る)などと二人で共演し、10数回出演しました。

また『ビートたけしのTVタックル』では、相手の栄養学教授は「一日3食でちょいメタが良い。80歳を目安とする」との主張でしたが、私は「一日2食で軽量柔軟構造の身体を作り100歳を目指す」で勝利しました。全て「糖質制限」に関連した内容です。

なお、当院の「肥満外来」3630例では良好な結果が得られています(信念)。

その後、2012年京都国際会館での日本病態栄養学会に出席し、質問しました。この時の私の質問はYouTubeで動画にて見ることができます。1200名の会場は、管理栄養士や医師などで満員御礼にて入場できない人もいました。

『糖尿病に糖質制限は「是」か「否」か』 というディベートセッションです。「是」側は江部先生、座長は門脇孝日本糖尿病学会会長でした。RCT論文では、短期・中期的成績では「是」側が勝利しました。長期的には不明ですが「是」側が若干有利な状況でした。

2013年仙台で開かれた日本プライマリ・ケア連合学会シンポジウム(メタボ・ロコモワーキンググループ)にて、江部先生・板東先生・中村丁次先生(元日本栄養士会会長)とご一緒に「糖質制限のシンポジウム」にシンポジストとして発表しました。

また2015年江部先生の一般社団法人日本糖質制限医療推進協会に招待され、私と江部先生の二人での講演会を大阪大学中之島センターで行いました。さらに、同法人季刊紙に「糖質制限とスポーツ(2014年)」「整形外科的疾患及び内科的疾患に対する肥満外来の実践・糖質割合33%、肥満外来3165例(2020年)」が2回掲載されました。

「肥満外来」は、血管のあまり入っていない脂肪を減らし、血管の豊富な筋肉をゆっくり鍛えることにより、内科的疾患に留まらず整形外科的疾患(膝や腰など)を起こさないことを目指します。

疾患の予防のみでなく治療にも非常に有用で、免疫力の改善にも役立ちます。そして軽量柔軟構造(テンセグリティー構造)の身体を作り、フレイルの予防にも役立ちます。

ただ、「糖質を減らして血糖値を下げれば良い」とか、「ちょいメタが良い」「運動をしなくて良い」とか、そういうレベルの話とは全く異なります。緩やかな運動を並行して行うということは、筋肉を鍛えるということではなく、「全身の血管を鍛え・調整する」ということです。

血管内で一酸化窒素を発生させることによりしなやかな血管を作り、動脈硬化・慢性炎症を発生させないことが目的です。